肥満ぎみの女性88人を対象にイランのShahid Sadoughi医科大学が行った検証実験で、1日小さじ1杯のクミンで、体重も体脂肪も減った！”というニュースが話題になったが、まだ使い慣れない…という声も。
そこで、スパイスの手軽な取り入れ方と、スパイスを加えたダイエットレシピをご紹介します。今年の夏は、おいしく食べてダイエット！
スパイスはなぜダイエットに役立つの？
近著に『作りおきでやせべんとう』（学研プラス）、ダイエット料理レシピも多く手掛ける料理家、管理栄養士の金丸絵里加さんは、食欲が衰える夏のダイエットこそ“スパイス使い”という。
「生活や食材に制限のあるダイエットは、疲れやストレスから活動量が減り、エネルギー消費が減ることで逆効果になることも。特に胃腸が弱りやすいこれからの季節は、栄養バランスよく食べて、しっかり活動することが大切です。
スパイスには脂肪燃焼、代謝アップ、デトックスなどの効果があり、さらにインパクトのある風味が料理をグレードアップ。おいしく食べながら体力を落とさずに“体スッキリ”も得られる理想的なダイエットです」（金丸さん）
紀元前のエジプトにも登場するスパイスは、現在でも世界中で200～300種類以上が使われている。そこで、おすすめのスパイスを使ったレシピを金丸さんに教えてもらった。
夏にぴったりのメイン料理レシピ3種
写真は、クミンとターメリックを使った「鶏胸肉のタンドリー風」。低カロリーな鶏胸肉には、疲労を回復させ、ダイエットを支えると話題のイミダペプチドが豊富だそう。このほか、スパイシーな「豚しゃぶのブラックペッパーだれ」と代謝をアップしてくれる「たこのラタトゥイユ」も、夏の夕食にぴったり！
1品でも満足できる主食レシピ3種
ワンプレートで満足できるレシピは、レパートリーがあると便利。トマトとキュウリが彩りも鮮やかな「ツナのライスサラダ」（写真）は、日常的な食材で作ることができるのもうれしい。
また、もち麦とキアヌを配合した「チキンターメリックピラフ」、水溶性食物繊維がたっぷり摂れる「あおさとあさりのタイ風にゅうめん」も。いずれもダイエットの強い味方になってくれるはず。
野菜をおいしくいただく副菜レシピ3種
野菜を使った副菜は、お弁当にも必須。写真は、「アボカドとえびのマリネサラダ」。デトックスや脂肪燃焼の効果が期待できるという。シナモンが香る「かぼちゃとくるみのサラダ」やしらす干しと青じそをのせた「ミニトマトのブルスケッタ」とともに、女友達とのホームパーティでも褒められメニューになりそう。
元気をくれるドリンクレシピ3種
食欲がないときでも、見目も美しいドリンクならおいしくいただけるのでは？ グラデーションがきれいな「トマトオレンジジンジャー」（写真）は、オレンジジュース、ジンジャー、トマトジュースを混ぜ合わせるだけ。涼やかな「モヒート風カルダモンソーダ」やきな粉入りの「ミスカル風ドリンク」も覚えておきたい！
撮影／玉井幹郎
※女性セブン2016年6月30日号
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