ライフ

寺田心さんが「運命を変えた」と語る校長との出会い 仕事を続ける中で新しい視座をもたらしてくれた「自分に厳しく、人に優しく」という言葉

運命を変えてくれた人物を語る寺田心さん
写真3枚

 3才から芸能活動を始め、7才のときに出演したCMでトイレに潜む菌のキャラクター・リトルベンを演じてブレークした俳優の寺田心さん(17才)。その後、映画や大河ドラマ、CMなど数多くの作品に出演した彼は、今年、新成人となる。そんな寺田さんの運命を変えたのは、現在通学する中高一貫校の校長だ。

「小学6年生のときの学校見学で初めて会いました。中学に通いながら芸能活動を続けることが難しそうな学校もあるなか、校長先生はぼくが仕事を続けることを応援してくれた。とても寛大で優しいかたという印象を受けました」(寺田さん・以下同)

 入学後に接した校長はカッコよくておもしろかった。

「70代ですが、いつもスーツ姿でたたずまいがカッコいい。若い頃は空手でいくつもの大会で優勝されたようで、武道家のような雰囲気もあります。それでいて全校集会では福山雅治さん(57才)の歌を熱唱するなど意外な一面も。急に音楽が流れだしたと思ったら、校長先生がマイクを持ってステージに立って歌いだすから、最初はびっくりしました(笑い)」

 そんな愉快な校長が生徒によく話すのは「自分に厳しく、人に優しく」。この言葉の意味を自分なりに考えたという。

校長と出会った頃の寺田さん
写真3枚

「自分を律しながら、人には寛容でいる。みんながその姿勢でいれば優しさが輪になって広がり、平和になると思います。人として成長もできるはず。ほかにも『時間は有限、努力は無限、後悔は永遠』という言葉も心に残っています」

 これらは幼い頃から芸能界で生きてきた寺田さんにとって、“新しい視座”になった。校長との出会いによって、これまでの人生、そしてこれからの生き方を見つめ直すことにつながったという。

「一つひとつの言葉が胸に響き、それまで考えたことがなかった “男としてどう生きるのか”を考えるようになりました。まだまだ先ですけど、大人になったら校長先生のように風格がある人でありたい。自分が間違ったら言い訳せずしっかり謝り、起きてしまったことには自分で責任を負うようにもなった気がします」

 精神面だけでなく、男らしさを磨くため、中学2年生の冬から自宅で筋トレを始めた。

「おかげで体つきがすっかり変わり、夏休み明けに久しぶりに制服を着たらきつくて破れてしまいました。中学入学時は学年でもいちばん小柄で体重40kgだったのが、高校3年生のいまでは178cm、76kgで体脂肪率は10%くらい。身長はまだ伸びています」

 ムキムキになった寺田さんは4月11日スタートのドラマ『タツキ先生は甘すぎる!』(日本テレビ系、毎週土曜21時)で、一足先に大学生を演じる。卒業を1年後に控え、恩師に改めて感謝を述べる。

「今後の人生を歩むうえでのマナーや言葉遣い、志やモチベーション、仕事に限らず人として生きるうえで大事なことを学ばせてもらっています。卒業しても学校にはちょくちょく遊びに行きたいですね」

※女性セブン2026年4月16・23日号

関連キーワード