
五穀豊穣と安産を願う3500年前の国宝との対面を果たされた初の青森ご訪問。過密スケジュールも笑顔でこなされ、その先には2度目の海外訪問を見据える愛子さま。そんなプリンセスの奮闘に、父である陛下も、あるご決意を固められて──。
宮内庁が“誹謗中傷”投稿の削除を依頼
いよいよ10月24日に、愛子さまをはじめとする女性皇族の将来を大きく左右する改正皇室典範が施行される。改正により、女性皇族はご結婚後も皇室に残ることができ、また、旧宮家の男系男子が養子として皇室入りできるようになる。皇室そのものを取り巻く環境も、大きく変化することが予想される。
「わざわざ法律を改正し規定を設けておきながら、『誰も養子が来ません』ということは考えづらい。年内に大きな動きがあってもおかしくないと思っています」(宮内庁関係者)
すでに永田町では養子を前提とした活発な発言が目立つようになっている。
「一部の保守系議員から、皇族方に対する礼を欠いた言動を罰しやすくする法整備を求める声が上がっています。ネット上では『(戦前の)不敬罪の復活では』と警戒する声もあり、一連の動きは両陛下の『国民とともにありたい』というお気持ちともそぐわず、現実的ではない、との見方が大勢です。
ただ、こうした議員らの求めに応じる形で、新たな事実も明らかになりました。宮内庁は過去2年間で、SNSや動画投稿のプラットフォーム運営者に対し、14件の“誹謗中傷”投稿の削除を依頼していたことを明らかにしたのです」(政治部記者)

その中には、佳子さまが航空機内でお休みになっているところを撮影した“寝顔動画”なども含まれているという。
「昨年のブラジル訪問時に、エコノミークラスをご利用だった佳子さまが機内で眠っているご様子を無断で撮影した動画が拡散されました。宮内庁サイドはこのほかにも13件の投稿を問題視して削除を要請したそうです。13件の具体的な内容は公表されていませんが、宮内庁は要請に3つの基準を設けているといいます。その基準とは、事実であるか、社会的影響力があるか、今後の皇室の活動に影響を及ぼすかの3点だそうです。
削除要請の対象となったとされる投稿の中には、被災地のがれきを前に笑顔の陛下がピースサインをしている合成画像もあったとか。このような“不敬で悪質な”投稿は、事実であるはずもなく、まさに今後の皇室の活動に影響を及ぼすものといえるでしょう」(別の宮内庁関係者)
将来の愛子さまのご家族や皇族方を守りたいというお気持ち
さらに、こうした取り組みを養子への布石とみる向きもある。
「いくら旧宮家の男系男子とはいえ、これまで民間人として育ってきた人が急に皇室に入るとなれば、さまざまな不安も生じます。国民にどう受け止められるかだけでなく、プライバシーの保護やいわれなき中傷からの擁護は、やはり気になるところ。今回の削除要請は、民間人として過ごしてきた養子候補、そして将来、悠仁さまの配偶者となる方を“きちんとお守りします”という姿勢を示すためのものでもあるのでしょう。
削除要請などの対応は宮内庁の広報室が担当していますが、当然、陛下の了承を得たうえでのことです」(前出・別の宮内庁関係者)
もちろん、愛子さまや佳子さまが、ご結婚後も皇室に残ることを選択されれば、そのお相手も皇室にとっては大事な家族だ。
「愛子さまのご結婚はまだ先のことでしょうが、養子として皇室入りする男性がお相手となる可能性もある。実際、美智子さまはかつて、養子候補である東久邇家の方について“愛子のお相手にふさわしい”というお考えを周囲に漏らされたことがありました。
将来の愛子さまのご家族や皇族方を守りたいというお気持ちは陛下も当然お持ちです。憲法を重んじ、表現の自由を大切にされる陛下ですが、愛子さまの配偶者をはじめ、今後新たに皇室に連なる人たちを守るために重い決断をされたのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
4年前、成年会見に臨まれた愛子さまは、結婚について問われ《一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的》とお答えになっている。ご公務に奮闘し、国際社会で輝くその笑顔を守るため、父である陛下は国民に寄り添うだけでなく、毅然とした姿勢も示されている。
※女性セブン2026年10月29日・11月5日号