
秋が旬の「生鮭」は、あっさりとした味わいとふんわりとした食感が特徴。塩分を加えていないので、好みの味付けに仕上げることが可能だ。料理研究家の武蔵裕子さんが、焼くだけじゃない、多彩な料理法で味わう生鮭レシピをお届け! サーモンとは違い生食はできないため、必ず中心までしっかりと加熱調理を。
※材料はすべて2人分。
鮭には女性にうれしい栄養がたっぷり!
鮭は良質なたんぱく質源で、皮膚や髪、筋肉づくりの助けになってくれる食材。ほかにも女性ホルモンの代謝を助けるビタミンB群や、ビタミンDも豊富で、カルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持。さらに天然色素のアスタキサンチンは強力な抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぎ、健康や美容の維持にも役立ってくれる。
鮭のムニエル きのこバターソース
旬の生鮭を、きのこと合わせて

− 作り方 −
【1】生鮭2切れは、両面に塩・こしょう各少量を振り、小麦粉大さじ1を薄くまぶす。まいたけ1/2パックは小さめにほぐし、えのきたけ1/2袋は根元を落として3等分に切る。
【2】フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、鮭を並べ入れる。フライパンをゆすりながら中火で焼き色がつくまで焼き、裏返して弱火にし、ふたをして3~4分焼く。
【3】鮭を取り出して器に盛る。【2】のフライパンにバター約20gを入れて中火で熱し、【1】のきのこを炒める。しんなりしたら火を少し強めてレモン汁大さじ1を加え、さっと煮立て、鮭にかける。
鮭の照り焼きオイスター風味
コツを覚えれば、たれを変えてアレンジ自在

− 作り方 −
【1】フライパンに大さじ1/2の油を中火で熱し、小麦粉適量を薄くまぶした鮭2切れを入れて3分ほど焼いたら裏返し、さらに2~3分焼く。ふたをして弱火で1分ほど蒸し焼きにし、ふたを取りペーパーで油を拭き取る。
【2】しょうがのせん切り1片分、オイスターソース大さじ1と1/2、しょうゆ小さじ1、砂糖大さじ1/2、酒大さじ1、ごま油少量を合わせたたれを回し入れる。火を強め、フライパンをゆすって手早く照りを出す。器に盛りフリルレタス適量を添える。
アレンジレシピ:鮭の照り焼きカレー風味
上記【2】で入れるたれを、酒大さじ1、みりん大さじ1/2、カレー粉小さじ1、しょうゆ大さじ1を混ぜたカレーソースにしてアレンジ。
鮭ともやしの塩とろみ炒め
塩味でいただくシンプルなひと皿

− 作り方 −
【1】生鮭2切れはそれぞれ骨を除き3等分に切る。もやし1/2袋はひげ根を取る。
【2】フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、【1】の鮭を入れて焼き色がつくまで炒めたら皿に取り出す。
【3】サラダ油大さじ1/2を足して中火で熱し、【1】のもやしを入れて炒め合わせる。水1/4カップ、鶏がらスープの素・片栗粉各小さじ1/2、塩小さじ1/3、こしょう少量を混ぜたたれを加え、煮立ったら【2】の鮭を戻し入れ、全体を混ぜる。
鮭の和風ジェノベーゼ蒸し
青じその爽やかな風味を存分に楽しんで

− 作り方 −
【1】生鮭2切れは塩・こしょう各適量を振る。みじん切りにした青じそ10枚、にんにくのすりおろし・塩各小さじ1/3、しょうゆ大さじ1/2、オリーブオイル大さじ2を混ぜて和風ジェノベーゼソースを作る。
【2】クッキングシート2枚に鮭を1切れずつのせ、【1】のソースを半量ずつ回しかけて包む。
【3】フライパンに【2】をのせ、水1/2カップを入れ、ふたをして、弱めの中火で8〜10分蒸し焼きにする。
ブロッコリーと鮭のクリームチーズ蒸し煮
はちみつが隠し味のマイルドなチーズソース

− 作り方 −
【1】生鮭2切れはそれぞれ3等分に切り、塩・こしょう各少量をまぶす。ブロッコリー1/2株は小さめの小房に分ける。
【2】フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、【1】の鮭を強めの中火で両面にやや焦げ目がつくまで焼きつけ、【1】のブロッコリーを並べ入れる。白ワイン大さじ2と1/2を回しかけ、クリームチーズ70gをちぎってフライパンの5〜6か所に置く。
【3】ふたをして中火にし、時々クリームチーズをつぶしながら7~8分蒸し焼きにする。ふたを取り、はちみつ大さじ1/2を入れ、全体を静かに混ぜる。器に盛り、好みで粗びき黒こしょう少量を振る。
鮭とれんこんのゆずこしょうマリネ焼き
付け合わせもグリルで一緒に焼き上げて

− 作り方 −
【1】ボウルに酒・ごま油各大さじ1、しょうゆ大さじ1/2、ゆずこしょう小さじ1~
1と1/2を混ぜてマリネ液を作り、生鮭2切れを15分漬ける。
【2】れんこん80gは皮をよく洗って皮ごと7~8mm厚さの輪切りにし、酢少量を入れた水に5~6分放す。水気をよく切り、サラダ油適量をまぶす。
【3】魚焼きグリルに【1】、【2】を並べ、強火で8~9分焼く(片面焼きグリルの場合は1分30秒予熱し、強火で4~5分焼いて裏返して3~4分焼く)。
鮭となすの南蛮漬け
味が染みた鮭となすは極上のおいしさ

− 作り方 −
【1】生鮭2切れはそれぞれ3等分に切り、酒・しょうゆ各大さじ1、しょうが汁少量を混ぜた下味に10分ほど漬けておく。なす2本はへたを取り縦半分に切ってから7~8mm厚さの斜め切りにする。
【2】フライパンにサラダ油大さじ3を中火で熱し、【1】の鮭の汁気を拭き、小麦粉適量を薄くまぶして並べる。なすも水気を拭いて並べ、2~3分揚げ焼きにする。
【3】火を消し、ペーパーでフライパンの油を拭き取る。斜め薄切りにした長ねぎ5~6cm分を散らし入れ、ふたをして3~4分おく。だし汁1/2カップ、酢大さじ3、砂糖大さじ2/3、しょうゆ大さじ1、赤唐辛子の小口切り1本分を混ぜた南蛮たれを加えてざっくり混ぜながら10分以上おいて味をなじませる。
◆教えてくれたのは:料理研究家・武蔵裕子さん

体にやさしく、誰にでもおいしく作れる家庭料理を発信。『すぐ決まる!考えない献立』(池田書店)ほか著書多数。
撮影/菅井淳子 スタイリング/中村弘子 取材・文/別所礼子 撮影協力/UTUWA
※女性セブン2026年10月29日・11月5日号