販売専門サイトも増え、大人気のハンドメイド。中には趣味が高じて販売も行うようになった人たちも！ そこで、初心者でもわかりやすいアクセサリー作りとバッグ作りのステップをそれぞれ教えてもらいました。自分にぴったりのアイテムを作るだけでなく、上手に作れば副収入になるかも!?
個性あるデザインでリピーター続出！
天然石や真鍮、ワイヤーなどのパーツを使ってアクセサリーを製作するようになって約7年というkayo.さん。
「子育てが少し落ち着いたのでおしゃれをしたいとアクセサリーを買いに行ったら高すぎて…。ならば自分で作ってしまおう！と趣味からスタートしたのがきっかけです」（kayo.さん・以下同）
その後、作品を欲しいと言ってくれる人が増えていったのを機にインスタ等で販売。
「ひと真似の作風ではなく、自分が好きなものを突き詰めています。リピーターが増えることでモチベーションも上がり、それに伴って売り上げが伸びると、やる気が出ますね」
そこで、kayo.さんにイヤリングの作り方を教えてもらった。
【材料】
●イヤリング金具 2個
●枠留めガラス製パーツ（片カン）2個
●枠留めガラス製パーツ（両カン）6個
● 平やっとこ
【1】デザインを考える
パーツを並べ、色やバランスを見て出来上がりをイメージする。色の並び順を変えるだけでも印象が変わるので、大事なポイント。
【2】平やっとこで輪をつなげる
枠留めガラス製パーツ（両カン）の片方は輪があいているので、指で別のパーツの輪を入れ、平やっとこで輪を閉じる。
【3】イヤリング金具の丸カンを広げる
平やっとこで、イヤリング金具の丸カン部分を広げる。必ず上下に動かして広げること。左右に広げると金属疲労で折れやすくなるので注意。
【4】金具とつなげる
パーツをすべてつなげたら、最後にイヤリング金具の丸カンに入れ、平やっとこを使って輪を閉じる。
◆kayo.さん
【販売場所】インスタグラム（accessory_kayo._）、地域イベント、ミンネ
【1か月の収入】平均3～6万円
作る時間が楽しいから採算度外視でも充実
さやかばんさんがこの7～8年の間に地域イベントで1000個は販売したというバッグは、フェイクレザーで軽いのが魅力。価格も2000円台と、とてもリーズナブル。
「高い値段をつけるとプレッシャーで楽しく縫えないんです。気軽に買える価格にしたいのもあって、いただくのは、材料費とほんの少しの手間賃だけです」（さやかばんさん・以下同）
使用するのは一般的な家庭用卓上ミシン。技術は子供の時に授業で習った程度と言うが、作品はとてもていねいな仕上がり。
「布や色のリクエストにも対応しています。表地と中生地の色の組み合わせで表情が変わるので、いつも完成が楽しみです」
そんなさやかばんさんに、バッグの作り方を教えてもらいました。
【材料】
●フェイクレザー生地、木綿生地（各）90cm、巾×1m
●布地に合わせた糸2色
【1】型紙に合わせて布地を切る
表地と中生地を、型紙に合わせてどちらも同サイズで切る。型紙の目安はLサイズ横50cm、縦45cm、底は長径24cm、短径12cm。
【2】底のタックを取り仮縫いをする
表地と中生地ともに、底の部分のタックを取り、縫い代で仮縫いをする。
【3】表地、中生地ともに脇と底、持ち手を縫う
表地と中生地の左右脇と底、持ち手のつなぎ目にミシンをかけて袋状にする。
【4】生地を中表に合わせ持ち手の外側を縫う
表地と中生地を中表（表地同士）に合わせたら、持ち手の外側にミシンをかける。この際、持ち手のカーブ部分の布に切り込みを入れると縫いやすくなる。
【5】返し口から表面に返しステッチをかける
返し口（持ち手の内側）からバッグを表面に返したら、持ち手の内側に2mmのステッチをかける。持ち手の外側にも2mmのステッチをかけて完成！
◆さやかばんさん
【販売場所】委託店舗、地域イベント
【1か月の収入】1～2万円
撮影／深澤慎平 イラスト／増山ヨシコ
※女性セブン2020年2月20日号
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