【訪問着】透明感のある大人のつや肌でレトロシックに
流水縞に槍梅を配した訪問着に、銀ベースの組帯を合わせることでシックな装いに。刺繍の襟をつけると、晴れやかな気分が盛り上げるはず。板締め絞りのレトロなムードの長羽織をまとえば、より大人の女性らしい優雅でたおやかな装いに。観劇やお食事などにおすすめのスタイルです。
訪問着のメイクアップは、全体に色味を抑え、しっとりとした落ち着いた雰囲気に。チークとハイライトの効果でつややかでいきいきとした印象を演出しています。
ヘアはアシンメトリーの耳かくしで、夜会巻きのアレンジに。飾りはつけず、後頭部にボリュームをもたせながらコンパクトにまとめて。色っぽさと潔いかっこよさが混在したレトロシックなスタイルです。
【メーキャップのポイント】01 チーク&ハイライト
チークをきちんと入れると、いきいきとした華やかな印象に。繊細なパール感のあるタイプを選ぶと、ツヤ感を与えることができる。チークブラシを使って、頬骨に沿って少し高い位置にぼかすのがポイント。 ハイライトは、目の下から頬骨にかけてのCゾーンに。チークとダブルの効果で、立体感と透明感をアップすることができる。
【メーキャップのポイント】02 リップ
口紅は肌なじみの良いピンクベージュ。リップブラシで輪郭をとってきちんと塗ることで、凛とした大人の印象が際立つ。
【メーキャップのポイント】03 アイメイク
目もとは、繊細な輝きのピンク系のシャドーでふんわりと。黒のリキッドアイライナーでくっきりとしたラインを描くと、格調高く優美な雰囲気に。
POINT!
肌にツヤとうるおいを与えたいときには、「プレイリスト スキンテクスチャーヴェール モイスチャーライジング」(26g 4860円)を。うるおいのあるツヤ感が、軽やかなトレンド感をプラスしてくれる。
なめらかでつややかな肌を瞬間演出する新発想の「肌グロス」。ファンデーションの上から使用しても、よれ、くずれ、薄れがなく、つけたての仕上がりが長時間持続してくれる。
鎌田由美子(かまだ・ゆみこ)
資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト。ラグジュアリーなビューティーセンスで宣伝・広告・CM、女性誌などで活躍。1992年にスタートした日本の古きよき伝統の創造と、和装と洋装が融合する京都を舞台にしたイベント「ファッションカンタータ from KYOTO」の、ショーのヘア&メーク総合監修を務めている。2016年「きものサローネ in 日本橋」KIMONOコレクションも手がける。著書に『着物ヘアメイクの発想』(誠文堂新光社)がある
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