なんとなく体によさそう、というイメージのある豆乳ですが、管理栄養士の菊池真由子さんは、豆乳は健康効果が期待されるだけではなくダイエット食としても有効だといいます。菊池さんに豆乳の効果と飲むベストタイミングを教えてもらいました。
低カロリーなのに空腹が落ちつく満足感
「豆乳に豊富に含まれる大豆サポニンには、脂肪の代謝を活発にして余分な脂肪を体にためない働きがあります。ですから、ダイエット食としても有効です。特におすすめは、小腹がすいたときや口さみしいときに飲む。満足感がありながら糖質、脂肪、カロリーは抑えられていますから、おやつやスナック菓子などの代わりに最適です。
バナナ味、ココア味、はちみつ味など味のバリエーションもあり、飽きずに続けられます。味付きのものは甘みがあるものの糖質は少量ですから気にしなくてよいレベルです」(菊池さん・以下同)
おやつの代わりにして痩せる例も
低カロリーで、お腹にもたまるなら食事の代わりにしてもよい気がしますが、どうなのでしょうか?
「そうしたいところですが、1日の適量は200mlで100~130kcal程度。1食分を豆乳に置き換えるのではカロリーが低すぎてかえってお腹がすいてしまいます。一方、おやつの適量は1日約200kcal。この分を豆乳にかえるだけで、おやつのカロリーを70~100Kcal減らせます。
私の相談者に空腹時に豆乳を飲むようにすすめたところ、豆乳を飲み始めてからお腹が満たされておやつを食べたくなくなり、結果的にやせたという人は少なくありません。やせたいのにお菓子や夜食をやめられない人は、ぜひチャレンジしてみてください」