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「小銭が貯まったら銀行へ」は実は損? 小銭を増やさない賢い使い方を生活コスト削減コンサルタントが指南

小銭はどのくらい手元に残しておくべき?

小銭を使う機会が減っているとはいえ、すべてをキャッシュレスで払うことは難しく、小銭が必要になる場面もあります。そこで、どのくらいの小銭を常に確保しておくべきか、考えてみましょう。

必要な小銭はあらかじめ準備しておく

まず、自身の生活を振り返って、いつも小銭を使っている場面を想像してみてください。私は、財布の中に必ず200円を入れています。それは、銭湯に行ったときの下駄箱とコインロッカーで使うためです。このように、「通っているスポーツジムのコインロッカー利用時に100円かかる」場合は、常に財布に100円玉を入れておくなど、準備しておくのもいいでしょう。

小銭入れから飛び出している小銭
キャッシュレス時代でも小銭が必要になる場所が(Ph/photoAC)
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また、車に乗る人であれば、コインパーキングなどで小銭が必要になる場合に備えて、車のダッシュボードに100円玉を常に9枚(10円単位のところは10円玉9枚も)用意しておくと、お釣りが出ないように支払うことができます。

このように、財布に入れたり、必要な場所にキープしておく小銭の額を決めておくと、余分な小銭を持つことなく、使ったときには家に貯まった小銭で補填することで、増え続ける小銭の数を減らすことができるのです。

小銭を必要以上に増やさないためにやるべきこと

これまで、小銭を出すのが面倒だからとお札を使うことが多かったという人は、なるべくぴったりの金額で払うなど積極的に硬貨を使い、お釣りとして小銭を受け取る量を減らすように、意識してみてください。

バーコード決済のイメージ
キャッシュレス決済を活用して小銭を増やさない生活を(Ph/photoAC)
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また、キャッシュレス決済をこれまで以上に取り入れるのもいいでしょう。知人と割り勘するとき、現金で払うという固定観念はないでしょうか? 相手がPayPayやLINE Payといった送金機能のあるサービスを使っていて、自身も同じサービスを利用していれば、端数まできっちり送金することができます。また、送金したからといって銀行振り込みのような手数料も発生しません。

◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん

生方正さん
生活コスト削減コンサルタント・生方正さん(Ph/藤中一平、イメージコンサルタント/坂井二朗)
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うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。

構成/間野由利子

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