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資産2億円築いたお金のプロが語る「無駄なコスト削減」のコツ「服を買うときに見るべきは値段じゃない」「食器用洗剤は水で薄める」

食器用洗剤を薄めて使うと得られるメリット

食器用洗剤を薄めて使うことにはさまざまなメリットがあります。まず、出し過ぎによる使いすぎを防ぐことができること。さらに、薄めた洗剤で洗うと食器につく洗剤のムラが少なく、スムーズに泡が落ち、すすぎの時間が短縮されるので使用する水の量を減らすこともできます。すすぎにお湯を使う冬場は、ガス代の節約にもつながります。

さらに、食器用洗剤は原液のままだと肌への刺激が強く手荒れの原因にもなるため、薄めて使うと手荒れ防止にもつながります。手荒れしにくくなれば、ハンドクリームなどのケア用品の使用量も減るでしょう。

食器を洗っている
洗剤を薄めて使うメリットはたくさん(Ph/photo AC)
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食器用洗剤を薄めて使うことは推奨しているメーカーとそうでないメーカーがあるので、推奨しているメーカーのパッケージに書いてある割合で薄めて使うようにしましょう。

薄めた洗剤の長期間保存は厳禁

洗剤を薄めて使うことには注意点もあります。大手生活用品メーカーのライオンは雑菌の繁殖を防ぐため、使用の都度に薄めて使うことを推奨しています。(https://faq.lion.co.jp/faq_detail.html?id=11031#:~:text=%E7%94%A8%E6%B4%97%E5%89%A4%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9-,%E5%8F%B0%E6%89%80%E7%94%A8%E6%B4%97%E5%89%A4%E3%82%92%E6%B0%B4%E3%81%A7%E8%96%84%E3%82%81%E3%81%A6%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E3%81%97,%E3%81%AE%E3%81%AF%E9%81%BF%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84%E3%80%82)

洗剤の節約をきっかけに“無駄”への意識を広げることが大切

食器用洗剤の節約だけでは大きなインパクトはないかもしれません。しかし、こうした日常的に行う作業に含まれている“無駄”に意識を向けるクセをつけることで、ほかの無駄を見つけられるようになっていきます。

お金が貯まる人になるために大切なことは、普段から無駄を削減する姿勢です。小さな無駄でも、積み重なれば大きな無駄になります。毎日の家事や何気ない消費の1つ1つに目を向けて、長期的に無駄を削減する思考を身に付ければ、自然とお金が貯まるようになっていきます。

◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん

生方正さん
生活コスト削減コンサルタント・生方正さん(Ph/藤中一平、イメージコンサルタント/坂井二朗)
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うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。

構成/松田望

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