
味覚の秋、焼きいもが恋しい季節の到来です。ホクホクした焼きいももいいけれど、最近は濃厚な甘みとねっとりした食感がトレンド。さらに冷やすと甘みや健康効果がグンとアップして、いいこと尽くし! この秋は極上の“冷やし焼きいも”を楽しんでみませんか?
※分量は特記以外、すべて2人分です。冷やし焼きいもは市販の焼きいもを冷やしても作れます。
冷やしさつまいもはこんなに優秀!
冷やすとレジスタントスターチが増加する
加熱したさつまいもを冷やすと、加熱によって糊化していたでんぷんの一部がレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)に変わる。通常のでんぷんのように小腸では消化されにくく、大腸まで届いて腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整える働きが期待できる。
冷やした方がより甘みを強く感じる
冷やすと全体の味わいがなじみ、焼きたてとは違ったねっとりした食感に。ねっとりすることで、甘みをより濃厚に感じやすくなる。
甘く感じるので砂糖の添加が不要に!
冷やすことでより甘みを強く感じるため、砂糖の甘さなどを足す必要がなく、天然の甘みだけでヘルシーに料理ができる。加熱して冷凍しておけば、いつでもすぐに使えて便利!
冷やすと甘みが増してもっとおいしく!
そのまま食べるよりもグンと満足感がアップする「冷やし焼きいも」の世界。さつまいもを溺愛する、おいもクリエイター・えなりんさんに、心も体も喜ぶ、とっておきのレシピを教えてもらいました!
さつまいも好きが高じて、おいもだらけの書籍まで出版したえなりんさんは、「365日、食卓においも」がモットー。至福のレシピは芋づる式においもファンの輪を広げている。
「温度や時間を変えて何度も実験しましたが、低温でじっくりと長時間加熱して甘さをしっかり引き出してから、冷凍庫で急冷するのがおいしさのポイント。時間がかかるので、一度にたくさん焼いて冷凍しておくのがおすすめです。冷やし焼きいもの濃厚な甘みに酸味や塩味を掛け合わせると、甘じょっぱさで無限に食べられますよ!」(えなりんさん)
冷やし焼きいもに適した品種は“ねっとり系”

べにはるか
ねっとり濃厚で蜜のような甘さが大人気!
さつまいものねっとり系ブームの立役者で、濃厚な力強い甘みは最強クラス。焼きいもにすると糖度が50〜60度に達し、蜜がじわっと溢れることも。形も色も美しく、現在日本のさつまいも作付シェアNo.1に輝く。
安納いも
南国生まれのコク&クリーミーな食感
鹿児島県種子島が名産地で、南国が育む豊かなコクと甘みが特徴。水分量が多く、粘度が高いためしっとりクリーミー。
シルクスイート
絹のようになめらかで上品な口溶け
繊維質が少なく、名前の通り“絹”のようなとろける口当たりで、上品でスッキリした甘さがある。しっとりなめらかでパサつきにくく、貯蔵するとねっとり感がさらに増す。
極上!冷やし焼きいもの作り方
・根や黒い部分を取る

さつまいもの両端を切り落とす。皮ごと食べたい場合は、根や黒い部分を取り除くとなめらかに。
・オーブンでじっくり焼く

150℃で3時間、低温でじっくり焼いて甘みを引き出す。耐熱容器に水適量を入れて焼くとしっとり。
・急冷して甘みを凝縮

粗熱が取れたら1本ずつラップで包み、アルミトレイにのせて冷凍庫へ。一気に冷やして凍らせる。
・レンチンでアイスみたいに!

食べるときは、600Wの電子レンジで50秒加熱し、固ければ裏返して20秒ずつ加熱する。半解凍されて、中はひんやり食感に。
・完成!ねっとり激甘!

※料理に使う場合は、冷凍庫から出し、室温に15分ほど置くと包丁で切れる硬さになります。