暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、整理収納アドバイザーの小西紗代さんが、ダイソーのマグネット付きの仕切りの、お気に入りポイントを教えてくれました。
オフィス仕様の仕切り板にひと工夫、+「耐震マット」で家庭仕様に
小西さんが教えてくれたのは、ダイソーの『マグネット付仕切り(25mm、3枚)』(110円〈税込〉)。ダイソーの文具コーナーに置いてある。ゴムマグネットが付いていて、スチール製の引き出しに直接くっつけて仕切りとして使用する商品です。サイズは15cm×2.7cm×2.5cm。
「よくある細長いトレーだけだと、細かな文具などはうまく仕切れませんが、この仕切りを使うと、細かく引き出しのトレーの中を仕切ることができます。とはいえ、マグネットがくっつく収納場所は家庭ではなかなか見当たらないと思うので、私はひと工夫加えて使っています。
この仕切りの裏、ゴムマグネットがついている部分に同じく100均で売っているジェル状の耐震マットを、適当な大きさにカットして貼り付けます。その後、仕切りたいところに置けばOK。この耐震マットも優秀で、しっかりとくっつき、ズレたりしません」(小西さん・以下同)
混ざってほしくないカッターなどの刃物、メガネなども仕切りがあると安心
小西さんは、このひと工夫加えた仕切りを文房具など細かなものを入れるトレーの中にセットしています。
「無印良品のデスク内整理トレーはもともとスリムですが、この中をさらに半分に仕切ることで、眼鏡と定規、ハサミやカッター(切る物)と、消しゴム・シャーペンなど仕分けてグルーピングできるので、ぱっと見て取り出しやすく、また、仕切りがあるおかげで取り出す際も刃物で手が傷つく心配もなく、安心です」
キッチンの引き出し内のトレーにセットするとカトラリーなどがさらにきれいに
文房具の仕分けの他に、キッチンの引き出し内の整理にも大活躍しているそうです。
「100均で売っているキッチントレーをキッチンの引き出しに使用していますが、このトレーの中をさらにこの仕切りで仕切れば、同じサイズで色違いのスプーンも、デザインの違うフォークなども分けられます。トレーだけでも分けられますが、トレーをセットできる数は引き出しの大きさによって限られるので、この仕切りがあると、より多くのものをごちゃつくことなく、すっきり仕分けられます。混ざると取り出しにくいですが、このように細かく仕切ると見やすく取り出しやすくなります」
◆教えてくれたのは:整理収納アドバイザー・小西紗代さん
幼稚園教諭を経て、整理収納アドバイザー1級、風水鑑定士の資格を取得。2011年8月より整理収納サロン『神戸のちいさな収納教室』を主宰。予約が取りづらい人気教室に。また、自宅の整理収納法が雑誌やテレビ、ラジオなどで紹介され話題になる。著書に『さよさんの「物の減らし方」事典 リバウンドしない整理収納術』(講談社)、『片づけのことを考えただけで疲れてしまうあなたへ。』(学研プラス)他、多数。https://sayo34sayo.blog.fc2.com/