
デンマークの国民から高い支持を得ているマルグレーテ2世女王が退位し、フレデリック王太子が国王に即位しました。そして妻のメアリー王太子妃はオーストラリア人として初の王妃に。タスマニア島出身のメアリー王妃は、国王と出会う前まではシドニーの広告会社に勤めていた一般人でした。シドニー・オリンピックを観戦するために来豪していた国王と出会って結婚するという、まさにシンデレラストーリーのような人生を歩んできたメアリー王妃は、魅力的なファッションも注目されています。
記念すべき日はデンマーク発のブランドで
2024年1月14日、メッテ・フレデリクセン首相によりフレデリック国王の誕生が宣言された際に、クリスチャンスボー城のバルコニーにフレデリック国王と共に登場したメアリー王妃。このとき、デンマーク人で35歳のデザイナー、ゾレン・ル・シュミットが手がけたドレスを着用していました。純白のロングスリーブのドレスは首と肩にかかったショールが特徴的なデザイン。そして、ルビーとダイヤのイヤリングや髪飾りとマッチしたデザインのブローチがベルトの部分で輝いています。

おそらく、ホワイトのドレスを選んだのはルビーの輝きを引き立たせるため。そして、白と赤のデンマーク国旗を表すためではないかと推測されます。国を思う気持ちがファッションに表れていました。




キャサリン皇太子妃とファッションセンスがそっくり!
デンマーク王室はイギリス王室とも深い交流があり、イギリス王室が主催する競馬「ロイヤル・アスコット」に夫妻で出席するなど、キャサリン皇太子妃とも仲が良いメアリー王妃。そんな2人は髪型や雰囲気が姉妹のように似ていて、実際に同じ服で“かぶっちゃった”こともあるほど、ファッションセンスもよく似ています。



2020年7月、クイーン・エリザベス病院を訪問したキャサリン皇太子妃、このとき、着ていたワンピースは2019年12月にインドネシアを訪問中だったメアリー王妃も着ていたもの。2人が同じワンピースを着用していたことが話題になりました。

このブルーのワンピースはイギリスのブランド「ビューロ・ロンドン」のもの。同じ花柄のワンピースを選んでいても、着こなしは少し違います。キャサリン皇太子妃は、ワンピースと同じブルーのヒールを選び、髪をまとめて、さわやかな印象に。一方、メアリー王妃はベージュのローヒールを合わせ、髪を下ろして上品で落ち着いた雰囲気にしていました。




また、国王が即位した翌日の15日、王位継承祝賀会に出席したメアリー王妃は、帽子、グローブ、バッグ、ヒールも全て同じ色に統一した全身ロイヤルブルーのワンカラーコーデで登場。ワンカラーコーデといえば、キャサリン皇太子妃の得意のスタイルで、昨年はブルー、レッド、グリーンとさまざまなワンカラーコーデを披露しています。










ワントーンコーデの際、2人に共通しているポイントは、足首と首元を出していること。全身同じ色にすると、メリハリがなく、堅苦しい雰囲気になりがちですが、適度に露出し、抜け感を作ることで、軽やかさがプラスされます。
オーストラリア出身にも関わらず、デンマーク語を習得し、懸命に公務に取り組んできたメアリー王妃は多くの国民から支持されています。今後も、王妃として、さらなる活躍に期待が集まります。
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