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キャサリン皇太子妃、がん告白に集まる応援と称賛の声 メッセージで見せた母としての「強さ」と未来の王妃としての矜持

不確かな情報で子供たちを巻き込むことを避けたか

気になるのは、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子、3人の子供たちの様子だが、冒頭の動画ではキャサリン皇太子妃が子供たちへの配慮を見せていた。

「ウィリアムと私は、まだ幼い家族のため、密かにできることは全て対応しようとしてきました。ご想像の通り、手術から回復して治療を始めるまでにはとても時間がかかりました。でも一番大切なことはジョージ、シャーロット、ルイに適切な方法で全てを説明することで、私が大丈夫だと安心させることにも、とても時間がかかりました」

この発言からキャサリン皇太子妃が子供たちのことを第一に考えてきたことがうかがえる。

昨年12月、クリスマスコンサートに出席したウィリアム皇太子一家(2023年12月8日、Ph/GettyImages)
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子供たちの学校へ向かうウィリアム皇太子夫妻(2019年9月5日、Ph/GettyImages)
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また、「子供たちにも伝えましたが、私は大丈夫です。体と心を癒すことに集中し、日々強くなっています。ウィリアムがそばにいてくれることも、大きな慰めと安心感の源になっています。多くの皆さんからの愛、支援、そして優しさも同じです。私たちには大きな意味があります」と感謝の気持ちを述べると共に、「家族として今の私たちには、私が治療を終えるまで、時間、空間、プライバシーが必要であることを理解していただければ幸いです」と家族のためにそっとしてほしいという願いを丁重に伝えている。

ウィリアム皇太子が当初、キャサリン皇太子妃が自身で説明することに反対していたと一部のメディアが報じている。がんを公表しない選択肢もあったはずだが、公表に踏み切ったのは、不確かな情報で子供たちを巻き込むことを避けたのだろう。

公表は勇気がいることだが、長い間、姿を見せずにいたことで多くの憶測を呼んでいた。さまざまな噂から子供たちを“守る”ことを選んだようだ。

子供たちを“守る”ことを選んだキャサリン皇太子妃(ウィリアム皇太子夫妻公式インスタグラムより)
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子供たちのため、がんを公表か(ウィリアム皇太子夫妻公式インスタグラムより)
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動画の最後では「この病気(がん)に直面している人は、どのような形であれ、信念や希望を失わないでください。あなたは1人ではありません」と締めくくっている。「あなたは1人ではありません」(you are not alone)という言葉は、かつてエリザベス女王がクリスマスメッセージで国民を勇気付けた名言だ。国民に寄り添ったエリザベス女王のように、自身が闘病中でも、人々に寄り添うキャサリン皇太子妃。未来の王妃としての「矜持」、そして母親としての「強さ」を見せていた。

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