暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、男性美容研究家として活躍する藤村岳さんがアラフィフ男性のイケオジ化におすすめの「化粧水と乳液」について教えてくれた。
カサカサ乾燥もひげそりダメージも、表面ベタつき肌も保湿不足の可能性
若い男性には浸透しつつあるスキンケア。アラフィフ男性にとっては、まだスキンケアを習慣にできないという人も多いようだが、イケダンを目指すなら必要不可欠。ひげそりダメージも、カサついた肌も、ベタついた肌も、スキンケア次第で改善すると藤村さんは言う。
藤村さんがおすすめするのは、ヘアジニアスラボラトリーズの『バイタリズム 薬用 スキンケアセット(エッセンスローション+モイストミルク)』(〈医薬部外品〉7273円〈税込〉)。
「中年以降の男性の肌は、表面はベタつくのに肌内部は乾いているというインナードライになっている人が多いです。それに対処するためには、化粧水だけではなく、化粧水のあとに乳液(ミルク)やクリームなど油分のあるものを使うのがセオリーです。
この化粧水と乳液のセットは、元々、私が愛用していたシャンプーのブランドの『バイタリズム』から出たスキンケアアイテム。保水有効成分のヘパリン類似物質を配合していて、さっぱりとするのに潤い感を得られるので、男性にとっても使いやすいはず。肌の大切な役割である『バリア機能』をサポートしてくれます」(藤村さん・以下同)
化粧水だけで終わらせないで必ず乳液でフタを!
スキンケアに慣れていない男性にとってはいくつものステップがあるとそこでスキンケアを断念してしまう人もいるはず。それでも、このセットで売られているので、セットで購入し、化粧水と乳液の2ステップを踏んでほしいと藤村さん。
「洗顔後にすぐローションを塗布します。そして水分が肌に行き渡ってから、慌てずに乳液を重ねています。ベタつきが気になる人も、ぜひこの2つ使いをしてほしいです。潤いが逃げていかないように乳液でフタをしましょう。塗り方としては、乾燥するUゾンーンから塗りはじめ、皮脂分泌が活発なTゾーンはそのあとで。自分の肌と向き合って、今の肌状態によって、メリハリをつけて塗るのがポイントです」
男性用の化粧品も進化していることを実感できるアイテム!
こちらの化粧水と乳液は、高い保湿力で注目される保水有効成分「ヘパリン類似物質」配合。さらに、肌荒れやニキビの予防の目的で医薬部外品に配合される肌荒れ防止有効成分グリチルリチン酸ジカリウム」や、美白*を目的に医薬部外品に配合される「トラネキサム酸」も配合されている。
「ヘパリン類似物質は、女性の間で美肌へのキー成分とかなり話題になった有効成分。それが男性用にも使われていて、うれしくなりました。さらに、美白有効成分として『トラネキサム酸』が配合されているので、ひげそりなどによるダメージで、乾燥しくすみがちな肌を、明るく透明感のある肌に導いてくれます。その他にも、肌荒れ防止有効成分の『グリチルリチン酸ジカリウム』、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、贅沢に使用されているのもいいですね」
*美白:メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ。
アルコールフリーなのでひげそりあとでもしみる心配なし!
タフに見えがちな男性の肌も、こだわり抜かれた化粧品でいたわることが大切。こちらの化粧水と乳液は、パラベン、エタノール、鉱物油、石油系界面活性剤、合成着色料、紫外線吸収剤、シリコーン、合成ポリマーが無添加。ここもおすすめの理由だと藤村さん。
「エタノール(アルコール)フリーなのでひげそり後の敏感な状態の肌にも使いやすく、しみにくいから男性に最適です。さらに、合成着色料、紫外線吸収剤、シリコーンなどは無添加というのもイマドキな処方で魅力的です」
◆教えてくれたのは:男性美容研究家・藤村岳さん
エッセイスト。雑誌・書籍の編集者として、生活情報に携わる。その後独立し、シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動中。テレビやラジオ番組のほか、講演・イベントにも出演。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)『男の身だしなみ100の基本』(エイ出版社)がある。男性美容研究所公式サイトhttp://danbiken.net
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