実りの秋を迎え、こっくりと深みのある色が秋らしさを醸し出す。そこで、皇后雅子さまの秋色ファッションに注目。「オレンジ」ファッションを振り返る。合わせる小物の色や素材など、“秋”を演出する着こなしをチェック。
明るいオレンジカラーに濃いブラウンのパンプスで秋らしさアップ
2012年10月、ルクセンブルクへ出発される天皇陛下(当時は皇太子)をお見送りする雅子さま。
雅子さまには優しいオレンジカラーのツーピースをお召しに。明るいオレンジカラーに濃いブラウンカラーのパンプスを合わせることで、落ち着いた雰囲気と秋らしさを演出されていた。
オレンジにブラウンをかけ合わせて秋らしさを底上げ
2013年10月、第13回全国障害者スポーツ大会に出席された雅子さま。オレンジのセットアップにブラウン小物で秋らしさ満点。
開会式が行われた初日は、オレンジのスカートのセットアップに、帽子をかぶられ、明るい秋色ファッションでご登場。オレンジのスーツにバッグやグローブもブラウンを合わせることで、ぐっと季節感が増していた。顔周りは暗くならないよう、パールのアクセサリーで明るさをプラス。丸みを帯びた帽子が女性らしく、おしゃれ度も抜群。
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光沢感のあるオレンジのセットアップに濃いブラウンでエレガントに
2014年10月、オランダ国王夫妻が来日した際の歓迎行事では、オランダのシンボルカラーであるオレンジ色のスーツ姿でお出迎え。
オレンジのセットアップは、ほんのり光沢のある生地で一段と華やかな印象。さらに、顔にあまり影を作らない帽子をかぶられることで、特別感を演出。顔周りにはパールのアクセサリーで明るさをプラスされ、バッグや靴はブラウンをチョイス。オレンジと相性のいいブラウンを合わせられ、季節感のある雰囲気だった。
オレンジの柔らかさを引き立てる肌なじみのいい白を合わせて
2022年9月、近代的な学校制度を定めた「学制」の公布150年を記念する式典に出席された雅子さまはオレンジのセットアップをお召しに。天皇陛下も同じように淡い暖色のドット柄のネクタイをお召しになっており、リンクコーデだった。
9月ということで、秋を意識したオレンジカラーは季節感もばっちり。雅子さまは、やわらかく優しい印象のオレンジに、肌なじみのいい白の小物を合わせられ、明るいカラーとベーシックなカラーで洗練された印象に。帽子のリボンはオレンジでも、ベースは白。バッグや手袋も、パンプスもオフホワイトで、オレンジの派手感を落ち着かせていた。また、パールの2連のネックレスと存在感のある大粒パールのイヤリングが、艶っぽさを与え、華やかさを漂わせていた。
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