値上がりが続く今、すでにあるものを活用してさまざまな用途に使うことも節約につながる。使う機会がなくてたまったしまった輪ゴムも実は、キッチンなどで活用範囲は広い。たまってしまった輪ゴムの活用術について、節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに教えてもらった。
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キッチンでの輪ゴム活用方法
塩や砂糖など使いかけの調味料の袋を閉じる際などに便利な輪ゴムですが、キッチンでは他にも活用できるポイントがあります。
まな板の滑り止めとして使う
まず紹介したいのがまな板の滑り止めとして使う方法。まな板の両端に輪ゴムを付けるだけで、輪ゴムが滑り止めの役割を果たし、硬い物を切る時などでもまな板がずれにくくなります。まな板がずれると使いづらいですし、けがの原因にもなるため、まな板が滑りやすくて困っているかたはぜひ試してみてください。
油の液だれ防止に
サラダ油やオリーブオイルなどの油を使っていると気になってくるのがボトルからの油の液だれ。そのままにしておくと収納棚が汚れてしまうため、定期的に拭く必要がありますが、意外と面倒ですよね。そんな時は、4つ折りにしたキッチンペーパーを油のボトルに巻き、輪ゴムで留めてしまいましょう。たれた油はキッチンペーパーが吸ってくれるため、ボトルのべたつきを抑え、つど拭く手間が省けます。
バナナの鮮度を保つ
輪ゴムはバナナの鮮度を保つ際にも活用できます。バナナの房の先端部分からは追熟を促すエチレンガスが出ているため、バナナをそのまま放置していると、エチレンガスによってどんどん追熟が進みます。この房の部分をきちんとおおっておけば、追熟が進みづらくなります。
やり方は簡単で、バナナの房を覆うようにラップをしっかりと巻き、その上から輪ゴムで縛るだけ。ひと手間でバナナが長持ちしやすくなるため、おすすめの輪ゴム活用術です。
ネギがバラバラになるのを防ぐ
青ネギやニラなどバラバラになりやすい野菜には一定区間で輪ゴムを付けておきましょう。輪ゴムで束ねておけば、切るたびに端を揃える必要がなくなるため時短になります。
ちなみに、ニラは一定区間を開けて輪ゴムを結んでから切って、フリーザーバッグへ入れて冷凍保存すると使い勝手がよく便利です。
日常生活での輪ゴム活用方法
続いて、キッチン以外の場所での輪ゴム活用方法をご紹介します。
ハンガーの滑り止めとして使う
プラスチックのハンガーなどでは特に、掛けた衣類が滑って落ちてしまうことがありますよね。そんな時にも輪ゴムが大活躍。ハンガーの両端に輪ゴムを巻いておくだけで、滑り止めの役割を果たし衣類が落ちてしまうのを防いでくれます。
ラップの芯に巻いて即席コロコロ
ラップの芯などに輪ゴムを複数巻けば、即席のコロコロとして活用できます。カーペットやラグのホコリや髪の毛は掃除機だとなかなか吸いきれないことも多いですが、輪ゴムはしっかりからめとってくれます。不要品だけでできるのでエコですし、使ったあとはラップの芯と一緒にそのまま捨てることができるのもポイントです。
ハンドソープなどの出し過ぎ防止に
ワンプッシュの量が多いと感じるハンドソープなどがあれば、ポンプ部分に輪ゴムを巻いておきましょう。輪ゴムがストッパーのような役割を果たすため、出し過ぎ防止になり、節約にもつながります。
ちなみに、ポンプ部分をすべて覆うように輪ゴムをいくつか巻いておけば、ポンプが押されて中身が出るのを防ぐことができます。旅行先などにポンプタイプの化粧品を持っていきたいときに便利です。
◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん
節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/
構成/新藤まつり
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