
6月20日の朝に衝撃的なニュースが流れた。タレント国分太一(50)が、TOKIOとしてレギュラー出演するバラエティー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)を緊急降板。重大なコンプライアンス違反をしたとの理由で、全ての芸能活動を無期限謹慎することとなった。「本日13時より日本テレビの社長がぶら下がりに対応する」という情報が囁かれている。そこで詳細が明らかにされるかもしれない。さらに驚きなのは、2020年7月22日に、TOKIOの城島茂(54)と松岡昌宏(48)と3人で設立した株式会社TOKIOを解雇されるとの情報だ。
TOKIOは、1994年にデビューしてから、NHK紅白歌合戦も2017年大晦日まで24年連続出場してきた国民的アイドルグループだった。しかし、2018年にベース山口達也(53)が不祥事でグループを脱退して、音楽活動は休止へ。その影響もあり、ボーカル長瀬智也(46)は2021年3月での脱退を決断。残る3人は「音楽活動はできなくとも、TOKIOの名前を残していこう」と、同名の新会社を設立。最年長のリーダー城島が取締役社長、松岡が広報担当の取締役副社長、国分も企画担当の取締役副社長に就任していた。
そこまでの思い入れを持って、3人が一蓮托生で築いた城から、国分が突然追い出されるのは、明らかに異例。苦渋の決断をしたであろう城島と松岡の心中も、深い悲しみに暮れていることは想像に難くない。TOKIOを長く知るあるテレビ局関係者は「彼らはプライベートまで常にべったりの関係ではなくて、仕事もソロ活動が多かったが、グループの解散はありえないほどに一心同体の絆で結ばれていました。こんな終わり方は違う、と思っているはずです」と話す。

また、別の旧ジャニーズ事務所を知る芸能関係者も「先輩のSMAP、ほぼ同期のV6、後輩の嵐やKAT-TUNらが次々に解散や活動休止する中で、TOKIOだけはメンバーの思いが尽きるまで続くと思っていました」と、残念そうに語った。
ファンが心配なのは、残されたTOKIOの2人の今後の行く末だ。すでにソロ活動が主軸なために、仕事を失うことはない。
ただ、城島は、約10年間MCを務めていた情報番組『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日)が昨年春に終了。現在のレギュラーは、関西のABCテレビ『TOKIO城島 ほのぼの茂』と、テレビ朝日で毎月最終週の日曜午前10時に放送する『リーダーズサーチ 街でウワサの匠さん』、MBSラジオ『アッパレやってまーす!』の木曜担当のみ。少し露出が減っている感は否めないが、健在である。
今年から東京と函館の二拠点生活を始めている松岡は、レギュラー番組こそ、テレビ東京の博多大吉との街ブラ番組『二軒目どうする?〜ツマミのハナシ〜』と、NACK5のラジオ番組『松岡昌宏の彩り埼先端』のみだが、俳優としては当たり役の連続主演ドラマ『家政夫のミタゾノ』シリーズが、今年1月クールにも第7シリーズを放送。現在も、5月から主演舞台『家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂』を上演中と、すこぶる安泰だ。
前出のテレビ局関係者は「TOKIOの活動は、さらに縮小せざるを得ないが、二人ともどんなバラエティー番組、トーク番組でもゲストとして重宝される存在だし、国分さんの不祥事で二人が信頼を失うようなことはありません。ただし、メンバーがトラブルで減ったいま、TOKIOと名乗りにくくなっているのはつらい」と複雑な思いを明かした。
30年来の盟友を失ったショックは計り知れないが、その分、気丈に自分の仕事を全うし続けるに違いない。




