
8月22日、天皇皇后両陛下は「第9回アフリカ開発会議」に出席するために来日したアフリカ各国の首脳夫妻らを招いた茶会を皇居・宮殿で開催された。茶会には、天皇家の長女愛子さまや、秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さまなどの皇族方も出席され、27か国の首脳夫妻をもてなされた。
首脳夫人が着ていた民族衣装に合わせ、女性皇族は色とりどりの着物に身を包まれ、会場は花が咲いたかのような雰囲気だった。
そのなかでもひときわ目をひいたのが、愛子さまだった。

「淡いパステルブルーを基調とした着物で、涼やかさを演出しつつ、柄には桔梗やなでしこといった秋の花を取り入れていました。まだ全国各地で連日のように猛暑日を記録しており、夏真っ盛りという気分ですが、着物の柄を選ぶときは季節を先取りするのが基本です。残暑厳しいこの時期にぴったりなチョイスではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
賓客たちに歩み寄り、およそ30分間、和やかに歓談された愛子さま。とりわけ賞賛されているのが、握手を交わす際に見せられた「カーテシー」だ。
カーテシーとは、西洋に伝わる伝統的な挨拶のことで、女性が礼儀や敬意を表すために片脚を引き、膝を少し曲げて体をかがめる、独特な礼儀作法を指す。フォーマルな場面で用いることが多く、今回のような首脳との面会のほか、王族との挨拶でも使われている。
「西洋発祥の文化ですから、足元は洋装を前提にしています。そのため、裾さばきが難しく動きが制限される和装できれいにカーテシーをするのは簡単ではないのですが、愛子さまはすっと脚を引き、お手本のような動作を披露されました。

佳子さまは着物での公務の経験も豊富で、これまで何度もカーテシーを見せられていますが、実は愛子さまが公の場で披露されたのは初めてのことでした。ですから、堂々とした美しい所作で相手に最上級の敬意を表された愛子さまに、『美しい』『さすが』といった声が上がっているのです」(前出・皇室ジャーナリスト)

天皇家のプリンセスは振る舞いひとつで見る者を魅了できるようだ。




























