《霜降り明星せいや&唐田えりか》34年越し続編『102回目のプロポーズ』前作キャストはどうなる? 江口洋介と石田ゆり子は辞退、浅野温子は“未知数”、田中律子は決定か

「物語に物語を継いでゆく、と思うと、もう楽しくてなりません」──9月8日、1991年の“月9”枠で放送されたドラマ『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)の続編の制作が発表された。『102回目のプロポーズ』と題された今作には、前作で主演を務めた武田鉄矢(76才)もキャストに名を連ね、冒頭のような喜びのコメントを寄せた。
「『101回目〜』は、武田さん演じるさえない中年男性が、浅野温子さん(64才)演じる美しいチェロ奏者に無謀なアタックを続け、ついに彼女の心を射止める恋愛根性ドラマとして大ヒットしました。最終回には36.7%という驚異的な視聴率を叩き出し、作中の武田さんのせりふ『僕は死にましぇ〜ん』は、その年の流行語大賞で金賞に選ばれるなど社会現象となりました」(ドラマ関係者)
34年越しの続編を企画したのは、元放送作家の鈴木おさむ氏(53才)だ。
「2022年から3年かけて構想を練り上げ、ようやく実現した企画だそうです。続編では、前作で結ばれたふたりの間に誕生し、美しく成長した娘に、99回フラれ続けたモテない男が恋をするというラブストーリーです」(テレビ局関係者)
主演に抜擢されたのは、お笑いコンビ・霜降り明星のせいや(33才)だ。ヒロインに唐田えりか(28才)、ヒロインの恋人役に伊藤健太郎(28才)がキャスティングされた。
「せいやさんや唐田さんなど“話題性先行”にみえる出演陣に、一部では疑問の声もありましたが、前作の脚本を手がけた野島伸司さんからは“振り切って思い切りやれ”とのお墨つきをもらったそう。すでにクランクインしている武田さんもせいやさんも、気合充分で撮影に臨んでいます」(前出・ドラマ関係者)

他方で注目を集めているのが、ほかの前作キャストの出演だ。
「浅野さんが演じたヒロインは亡くなっている設定という話もあり、浅野さんの出演は未知数です。ただ、浅野さんの妹役で重要な役どころを演じていた田中律子さん(54才)は、出演が決定しているそうです」(芸能関係者)
浅野、田中と同じく前作でキーパーソンだったのが、武田の20才下の弟役を演じた江口洋介(57才)だ。
「江口さんは兄思いの明朗快活とした役柄で、ドラマ内でも人気のキャラクターでした。アドリブ連発でみせた武田さんとのコントさながらの軽妙なやり取りは、ドラマの見どころのひとつです」(前出・テレビ局関係者)
前作のファンからは“名コンビ復活”を待望する声があがっているも、再共演は難しいという。
「局側は江口さんに続編出演のオファーをしたものの、断られてしまったそう。江口さんは一昨年、アーティストデビュー35周年を迎え休止していた音楽活動を本格再開しました。いまは俳優業とのバランスを考え出演作を吟味しているのだとか」(前出・芸能関係者)
出演を辞退したのは江口だけではない。
「江口さんが思いを寄せる武田さんの同僚役だった石田ゆり子さん(55才)も出演を固辞したそうです。2人のまさかの出演辞退に局内では波紋を呼びました。多くの人に愛されて最終話を迎えた作品なだけに、前作の出演者の中には、やり切ったという思いを抱いている人もいるのかもしれません」(前出・芸能関係者)
フジテレビに江口や石田の出演について尋ねると、「制作の詳細についてはお答えしておりません」と回答。前作の顔ぶれは揃わないとしても、新たなチームで再び伝説となれるか。
※女性セブン2025年10月9日号