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《社長の苦悩》松田美由紀、薬物で逮捕された清水尋也を「すぐにはクビにしない」複雑な“母心” 所属事務所のHPに名前は残ったまま 

麻薬取締法違反容疑で逮捕された清水尋也被告(左)と所属事務所の代表を務める松田美由紀(右)
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 少数精鋭の芸能事務所に所属する、朝ドラへの出演が決まっていた期待の若手俳優が逮捕された—そんな窮地を、数々の苦境を乗り越えてきた“女社長”は耐え忍ぼうとしている。芸能事務所「オフィス作」の代表取締役を務める松田美由紀(63才)だ。

 青天の霹靂は9月3日、所属俳優の清水尋也被告(26才)が自宅で大麻成分を含んだ植物片を所持していたとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕された。

「松田さんは報道で初めて知ったそうです。母子家庭で育った清水さんは、21才のときに母と死別。以来、松田さんは息子のように清水さんをかわいがっていたので、かなりのショックを受けているようです」(芸能関係者)

 清水は9月29日に放送がスタートしたNHK連続テレビ小説『ばけばけ』への出演を控えていたが降板。ほかの作品への影響もあり、違約金などの賠償問題にも発展しかねない。

「清水さんは毎クールのようにドラマに出ていましたし、近年はバラエティー番組にも出演。仕事の幅をどんどん広げていました。それが違約金という難題に変わって事務所に降りかかるとしたら、最悪の事態と言えるでしょう」(前出・芸能関係者)

清水は2年ほど前から大麻の使用量が増えていたという
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 松田は、亡き夫・松田優作さんの存在を後世に伝えるため、「オフィス作」を設立。長男の龍平(42才)、次男の翔太(40才)をはじめ、個性派俳優をマネジメントしてきた。だが、近年は事務所運営において、難しい局面が続いていたという。

「若手俳優たちの育成にかなり苦労されていたようです。松田さん自身、夜遅くまで脚本を読んで、俳優との面談を繰り返すなど、“女社長の腕力”で支えてきましたが、それも限界が近かったのかもしれません」(別の芸能関係者)

 この夏、松田は体調不良で救急搬送されていた。連日の猛暑による熱中症のような症状だったというが、彼女が抱える重責も影響したことだろう。そんな中、松田を襲ったもう1人の“息子”の逮捕劇。しかし、別の芸能関係者は松田の対応に首を傾げる。

「不祥事を起こした芸能人の復帰が難しい昨今、刑事事件なんてもってのほか。逮捕された時点で事務所が解雇や契約解除をするケースも少なくありません。しかし、いま(9月29日現在)も清水さんの名前は『オフィス作』のホームページに残ったまま。

 清水さんは貯金もなく、住んでいたのは庶民的な1LDKのアパートでした。保釈金の200万円の工面も大変だったはず。松田さんとしては当面は見守るという思いで、すぐにはクビにしないという“母心”なのかもしれません」(前出・別の芸能関係者)

 その思いは、“息子”に届くのだろうか。

女性セブン2025101623日号

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