エンタメ

《紅白ソロ初出場のアイナ・ジ・エンド》9年前に訪れた危機 個性的なハスキーボイスを残すために異例の手術方法を選択していた 

ソロで紅白に出場するアイナ・ジ・エンド
写真4枚

 2025年末の『NHK紅白歌合戦』には、10組の“初出場”アーティストがいる。その中で異質なのがアイナ・ジ・エンド(30才、以下アイナ)。2021年にBiSHの一員として出場している彼女は、今回ソロ歌手として紅白の舞台に戻ってきた。しかも苦い記憶とともに──。

「前回の紅白で、アイナさんは極度の緊張から歌詞をかんでしまい、ステージを降りてからもずっと悔しがっていました。今回はソロでのリベンジです」(音楽関係者)

 4才からダンスに打ち込んできたアイナ。オーディションやコンテストに出場し、デビューを夢見てきたが、なかなか芽が出なかった。転機が訪れたのは高校3年生のとき、ダンス仲間とカラオケに行き、歌声を披露したことだった。

「隣で彼女の歌を聞いた友人が泣き出したそうです。そして“絶対に歌の道に進むべきだ”と背中を押してくれたといいます」(芸能関係者)

 アイナの最大の魅力は、一度耳にしたら忘れられないハスキーボイスだ。その個性的な声が、危機に瀕したことがあった。

「2016年に、声帯に硬いこぶができる『声帯結節』になってしまったんです。声が出にくくなり、ステロイドを投与しながらライブをこなさなければならないほど壮絶な状況でした。BiSHの結成からわずか1年ほどで自分の体に不調が起き、思うようなパフォーマンスができないことはかなり堪えたようです。

 その年の終わりに一時活動を休止。手術を受けましたが、特徴的な声を保つために、あえて結節の一部を残すという異例の選択をしました」(前出・音楽関係者)

 数々の試練を乗り越えてきたアイナが掴んだソロでの紅白出場。あの日の悔しさを晴らす瞬間が、もうすぐ訪れる。

※女性セブン2026年1月8・15日号

関連キーワード