
1月11日、米ロサンゼルスのビバリーヒルトンホテルで、第83回ゴールデングローブ賞の授賞式が催された。全28部門の賞の行方と同時に注目されたのは、会場を彩るゲストたちの華やかな衣装。なかでも話題をさらったのは、サイコスリラー『ダイ・マイ・ラブ』の主演女優としてテレビ部門にノミネートされたジェニファー・ローレンス(35才)が身につけたジバンシーのドレスだ。
シースルー生地をベースとするこの衣装を纏ったジェニファーは、太ももやウェストは露に颯爽とレッドカーペットに登場。ドレス全体から見れば、わずかにあしらわれた薄紅の花びらと緑の葉の刺繍が、胸や下腹部のプライベートゾーンを覆うのみだ。
透け感ある大胆なドレスをまとっていた女性セレブリティは彼女だけではない。
テレビ部門で男優賞や女優賞ほか、3つの賞にノミネートをされた『ノーバディ・ウォンツ・ディス』の助演女優として登場したジャスティン・ルーペ(36才)もバストラインが浮かび上がるアルマーニ・プリヴェのキャミドレスで周囲の視線を釘付けにしていた。
さらにプレゼンターのジェニファー・ロペス(56才)もジャン=ルイ・シェレルによる、上半身の大半が露出したマーメードドレスを着用。同じくプレゼンターとして登壇したBLACKPINKのリサ(28才)も、黒いシースルー生地からウェストの素肌が大胆にのぞくジャックムスのドレスを着用している。さらにリサは同日、ピンク色のブラとショーツや素肌の大部分がはっきりと透けて見えるランジェリー風のドレスを 着用したアフターパーティーのショットも公開している。
目のやり場に困る大胆なデザインだが、アパレル業界では、最先端のファッションなのだという。アメリカ在住のファッションライターが話す。
「授賞式やパーティーなど、セレブリティが身につけるハイファッションの分野では、ここ数年、透け感あるシアー(透け感)ドレスがトレンドになっています。さらに、シースルーの範囲や透明度は年々、広く高くなっている印象です。ゴールデングローブ賞のジェニファー・ローレンスは布が2割程度で“ほぼ裸”といってもいいほど。こんな素肌の大部分が露出しているようなものはネイキッドドレスと呼ばれ、多くのセレブリティが勝負衣装として採用しています。イベントによっては、どこまで見せるかのチキンレースの様相を呈しているときさえあります」
今回のゴールデングローブ賞の授賞式でセレブらが見せたドレス姿は、最新のネイキッドドレス事情からすれば控えめだったという。
「昨年10月、米バラエティ誌の『パワー・オブ・ウーマン』の授賞式に登壇したシドニー・スウィーニー(28才)は、メタリックのシースルーかつタイトなワンピースを着用し、バストトップまでを惜しげもなく披露しながら終始堂々たる振る舞いで、周囲を魅了しました。また、同月行われた米バニティフェア誌のオスカーパーティーに登場したジュリア・フォックス(35才)は、自身の肌と同色のシアードレスを纏い、あしらわれたフェイクヘアでかろうじて覆われた下腹部以外は全てが露わなまさしくネイキッドドレスを着用して話題を集めました。しかし、ともに女性の強さや自由を象徴した装いであり、いやらしさなどは感じさせない、さすがの着こなしでした」(前出のファッションライター)
ただ、挑戦的すぎる表現行為に、拒否反応も生じている。昨年5月に行われたカンヌ映画祭では、主催者が「良識の観点から、レッドカーペット上も映画祭のいかなる場所でもヌードは禁止」とする声明を発表。露出が多い衣装が定番となっているベラ・ハディッド(29才)を含め、ネイキッドドレスを着用するものは誰一人といなかった。
もはや、これ以上の露出の余地はないと思われるネイキッドドレスだが、今後はどう発展していくのだろうか。