
2020年に大腸がん、昨夏に脳腫瘍と診断され、治療に専念していたLUNA SEAのドラマー、真矢さん(享年56)が急逝した。葬儀で喪主を務めた真矢さんの妻で、元モーニング娘。の石黒彩(47才)は高校生の頃からLUNA SEAの大ファンで、結婚後は音楽業界きってのおしどり夫婦と言われた。2人の出会いから夫婦としての歩みをたどる【前後編の後編。前編を読む】
音楽シーンで絶大な人気を誇っていたLUNA SEAだが、2000年12月に“終幕”という形で解散。その後、2007年の再集結を経て、5人は「かけがえのない絆」を再認識したが、LUNA SEAとして“再起動”するまでには10年もの月日を要した。後にメンバーのSUGIZOはスポーツニッポンの号外で当時の状況をこう振り返っている。
《メンバー間がズタズタで、当時はあれ以上やるのが難しかった。そもそも地元で10代の頃に音楽を通して知り合った仲で、元々友達だった訳じゃない。互いの趣味趣向の違い、考えの違いを認めることができなかった》
当時、意気消沈していた真矢さんの支えになったのが石黒の存在だった。
「石黒さんは高校生の頃からLUNA SEAの大ファンで、真矢さんとは音楽番組の共演をきっかけに連絡を取り合うようになったそうです。もっとも、当時、彼女が活動していたモー娘。は人気絶頂のさなか。1998年に『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし、翌年リリースされた『LOVEマシーン』がミリオンセラーを記録した矢先の交際には多くの困難が立ちはだかったといいます」(芸能関係者)
ふたりの交際がオープンになったのは石黒が1999年12月にモー娘。を卒業した直後のこと。週刊誌やスポーツ紙に同棲を報じられ、2000年5月に結婚と妊娠を同時発表した。
「石黒さんは交際がはじまった当初から『早く結婚して、格好いい、若いママになりたい』と話していたそうです。真矢さんは一見、豪快な性格に思われがちですが、意外にも素顔は無口でシャイ。結婚のこともLUNA SEAのメンバーには口頭で言わず、ホワイトボードに書いて報告したという逸話も残されています。
結婚生活でも自宅で口を開くのはもっぱら石黒さん。速射砲のようにしゃべる彼女の横で真矢さんは黙ってうなずいていることが多かったそうです」(前出・芸能関係者)

結婚当初はけんかが絶えず、朝までお互いの意見をぶつけ合ったこともあった。それでも石黒はアーティストとしての夫を尊敬してやまず、真矢さんが100%の力を出すための努力を惜しまなかったという。
「仕事モードに入ったときの真矢さんの表情は真剣そのもの。石黒さんは夫に“さん付け”して敬語を使い、神経質な彼のためにペットボトルに付く水滴ひとつにまで注意を払っていたそうです。
真矢さんが2つの家を行き来していたことで別居や離婚危機を報じられたこともありますが、別宅はあくまでも仕事部屋。3人のお子さんが大きくなってからは、ふたりで旅行に行ったり、趣味のゴルフを楽しんだりして仲睦まじく夫婦の時間を過ごしていました」(前出・芸能関係者)
結婚25周年を記念して、ふたりが銀婚式を挙げたのは2025年5月。石黒が同年9月に更新したインスタグラムには、美しい海を背景にウエディングドレスを着た彼女と白いスーツ姿の真矢さん、3人の子供たちが手をつなぐ家族写真が投稿された。
「2005年にも出雲大社で結婚式を挙げていますが、そのときの石黒さんは白無垢姿。長年、ウエディングドレスを着ることに憧れを抱き、結婚記念日に真矢さんからプレゼントされた沖縄旅行でウエディングフォトを撮ったそうです。真矢さんは闘病中でしたが、25年目の銀婚式で純白のドレスを着させてあげたいという一心で奮起したのでしょう。手を取り合って病と闘うふたりの姿は、以前よりずっと強い絆で結ばれているように見えたといいます」(前出・芸能関係者)