【時短マイスターから学ぶ家事の時短術】掃除、洗濯、整理・収納に関するワザ「Tシャツを4秒でたたむ方法」「風呂場の鏡は“2秒拭き”でピカピカに」「60秒で浴槽の水あかを落とす」
「今年こそ家事の無駄を省き、自分のための時間を増やしてラクをしたい」と年の初めには思うもの。そこで、食、家事代行、整理整頓など“時短マイスター”に時短術を聞いたところ、スゴ技が満載! その中からすぐに役立ち、家事の時間や負担が激減するアイディアを厳選して公開する。
時短はさまざまな裏技を使うことでプロのような仕上がりで家事などを行う極意
「時短は単なるズボラではなく、さまざまな裏技を使うことでプロのような仕上がりで家事などを行う極意だと思います」というのは、YouTubeチャンネル『裏ワザ倶楽部』代表の雨宮秀彦さん。
そこで、雨宮さん、整理収納アドバイザーのFujinaoさん、日本清掃収納協会認定講師の後藤恵子さん、洗車会社「カーケアセンター」 広報担当者の英知を、掃除編、洗濯・衣服の手入れ編、整理・収納編と分けて紹介する。
掃除編
風呂場の鏡は“2秒拭き”で、ピカピカに保てる
「鏡に水滴がついたら、T字型のスクイジーですぐに拭き取れば、2秒できれいになります」(後藤さん・以下同)
60秒で浴槽の水あかを落とす!
「お風呂の水あかは弱アルカリ性の洗剤を吹きかけ、60秒くらい置き、お湯で流せばきれいに落ちます」
冷蔵庫内の汚れは濡れふきんを使えば5秒で落ちる
「こびりついた汚れは拭き取り専用のマイクロファイバークロスで拭き取ります。100円ショップで購入できます。そのほか除菌用の消毒性アルコールをキッチンペーパーまたは布に含ませて拭きます」
カーペットのシミを30秒で取る
「コーヒーなどをこぼした場合、すぐに拭かず、こぼれた場所に水をかけて四つ折りにしたタオルをのせ、その上からヘッドを取り外した掃除機で吸えばきれいになります」(雨宮さん・以下同)
サッシの汚れは加工スポンジで落とせる
「スポンジのソフト面に切り込みを入れ、縦5等分、横9等分になるようにして1ブロックを1㎝角にします。そのスポンジに洗剤をかけ、サッシの溝に入れてこすれば、あっという間に汚れが落ちます」
車は下から洗い、上からすすぐが基本
「車は下から洗い、上からすすぐが基本。洗車中、直射日光が当たると洗っている部分が乾いて、水のカルキが付着するので、日光が当たらない場所で洗いましょう」(「カーケアセンター」広報担当者)
洗濯・衣服の手入れ編
セーターはスチームアイロンのスチームを当てるだけ
「セーターは、スチームアイロンのスチームを当てるだけでにおいや汚れが取れ、洗濯やクリーニングに出す手間が省けます」(後藤さん・以下同)
ぬいぐるみはタオルで包んで乾く時間を半分に短縮
「ぬいぐるみはおしゃれ着用洗剤でつけおき洗いし、乾いたタオルで包んで水気を切っておけば、乾く時間が半分になります」
形崩れを予防し、10秒でTシャツを干す
「Tシャツを干すときに使うハンガーは首から通すのではなく、下から通すと形崩れせずに10秒程度で干すことができます」
しわにならない干し方で、アイロン時間を半分に
「ワイシャツなどは洗濯機から出したら、“パンパン”と2〜3回強く振りさばいてから干し、手で軽くしわを伸ばすだけでアイロン時間は半分になります」
スチームアイロンでシャツのしわも30秒で伸ばす
「スチームアイロンを軽く当てればシャツのしわもハンガーにかけたまま、30秒で伸ばすことができます」
「重ね当て」でアイロンがけの時間を半分に
「スカートなどはアイロン台の上にのせ、生地が傷まないように“当て布”代わりに洗濯したハンカチを使えば、同時にアイロンをかけられます」
スポンジなら毛玉が10秒できれいに取れる
「使用前の台所用スポンジの柔らかい面で8〜10回、生地が傷まないように毛玉をやさしくなでるようにこするだけできれいに取れます」(雨宮さん)
Tシャツを4秒でたたむ方法
【1】床や広めの机の上に、Tシャツ(表を上、襟は右側に)を置く。
【2】左の肩から裾にかけて線をイメージし、左手でその線の中央をつまむ。
【3】右手はその線上の肩のところをつまむ。
【4】肩口をつまんだまま、右手をクロスさせ裾をつまむ。
【5】その状態でTシャツを少し持ち上げる。
【6】つまんだ箇所を離さずに、クロスした腕を左右に開く。
【7】【6】の状態で"パン"とTシャツを一度払う(イラスト/鈴木みゆき)
【8】下に垂れた袖の部分が奥にいくように床か机に置いて、手前から奥の方に折りたたむ。
【9】軽く形を整えたら完成。慣れたら3〜4秒でたためるようになる。