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《再反論の中居正広》フジテレビ親会社の株主総会前に名誉を回復したい事情 15年来の恋人はいまも甲斐甲斐しく身の回りをサポート

起死回生を狙う中居正広
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3月末に公表された報告書に異を唱えて以来、双方の主張は平行線をたどる中居と第三者委員会。そんな中、中居の弁護団は“新証拠”を示し再反論。騒動後も変わらず寄り添い続ける恋人のため、起死回生を狙うその秘策の行方は──。

5月のとある昼下がり、スーパーのレジ袋を提げた髪の長いスレンダーな女性が、都内の高級住宅街をさっそうと歩いていた。彼女が足早に向かった先は、風情ある日本庭園に囲まれた高級マンション。上層階の一室では中居正広(52才)が彼女の帰りを待っていた。

フジテレビの元女性アナウンサーとの深刻なトラブルをめぐる一連の問題で、中居が芸能界を引退してから約5か月。表舞台から姿を消した中居を“半同棲”状態で支えるこの女性は、元ダンサー兼振付師のMさん。本誌『女性セブン』がたびたび交際を報じてきた中居の15年来の恋人である。

「Mさんは中居さんよりひと回り年下で、細身できれいな女性です。昨年12月に中居さんに女性トラブルが持ち上がってからも、Mさんは彼に寄り添い、憔悴する彼を励ましてきました。いまも外出できない彼に代わって食材を買いに出かけたり、用事を手伝ったりして甲斐甲斐しく身の回りをサポートしているそうです」(芸能関係者)

一連の問題が表面化して以降、中居は人目を忍んだ生活を送り、多くの時間を自宅で過ごしてきた。

「電話やメールをやりとりする相手はごく一部の親しい友人に限られ、極力、人と会わないようにしているそうです。もっとも、交際相手のMさんだけは別で、中居さんは彼女に全幅の信頼を寄せています。発端となった女性トラブルは、Mさんにとっても重大な裏切り行為。それでも彼女は中居さんを許し、一日も早く立ち直れるよう付きっ切りで彼を支えています」(前出・芸能関係者)

“半同棲”状態で中居の身の回りの世話をするMさん(2025年5月)
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衝撃的なニュースが報じられたのは3月31日。フジテレビが設置した第三者委員会が公表した調査報告書で、元女性アナウンサーに対する中居の行為が「性暴力であり、人権侵害」であると結論づけられたのだ。

「200人以上の関係者へのヒアリングに基づいた報告書には、中居さんが女性を自宅に誘う過程や、フジテレビの幹部社員が彼の代理人のように振る舞う様子が克明に描写されていました。報告書が公表される前は、中居さんに対する同情的な声も上がっていましたが、性暴力が認定されたことで世間で猛バッシングが吹き荒れました」(芸能リポーター)

「性暴力」というワードによって中居は、国民的スターの座から転落し、30年以上をかけて築き上げた地位や名誉は失墜した。

「中居さんにとって、第三者委員会の評価はとうてい受け入れられるものではなかった。何より“性暴力者”の烙印を押されたことに強く反発。周囲の助言もあって、早い段階から弁護団を結成し、反論の準備を進めていたといいます」(前出・芸能関係者)

5月12日、中居は新たに雇用した代理人弁護士を通じて、第三者委員会に釈明と証拠の開示を求める文書を送った。

「中居さん側の主張によれば、6時間にわたるヒアリングに応じたにもかかわらず、報告書では彼の言い分がほとんど反映されていなかったといいます。第三者委員会による評価は中立性や公平性に欠き、《一個人の名誉・社会的地位を著しく損ない、極めて大きな問題がある》と激しく非難したのです」(前出・芸能リポーター)

一方の第三者委員会は《事実認定は適切だった》と反論。中居側の《『性暴力』という日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為は確認できなかった》との主張には、《強制力を用いた性的行為はその強制力の程度を問わず性暴力とする世界保健機関(WHO)の定義を採用した》と回答した。

自己破産を考えていると

これに納得のいかない中居サイドは5月30日、再び第三者委員会に対し、証拠などの開示を要求。その文書で明かした“秘策”が、元女性アナウンサーとのメールのやりとりだった。

中居側は《両者には複数回の会食の機会があった》と女性との良好な関係性を示した上で、《家族やプライベートの出来事に関して様々なやりとりもあり、メールで『勇気づけられた』等のお礼をもらうような関係でもありました》と文書に記載。報告書では伏せられた“真実”のメールの内容を初めて明かしたのだ。

「中居さん側は、当事者に反論の機会が与えられないまま一方的に事実認定が行われたことを問題視していました。そもそも第三者委員会の調査には限界があり、裁判所や捜査当局の事実認定と食い違うこともある。だからこそ、中居さんは真実を知る当事者として、沈黙を破る覚悟を決めたのです」(前出・芸能リポーター)

一方で女性側の弁護士は中居の主張には事実と異なるところがあると反発し、《さらなる加害に他ならない》と猛批判。双方の主張は真っ向から対立している。中居には6月25日に行われるフジテレビの親会社の株主総会前に、名誉と社会的信用を回復しておきたいという事情もあるようだ。

「3月に株主の男性が旧経営陣らに対し233億円の損害賠償を求める株主代表訴訟を起こしています。発端となった中居さんが訴えられる可能性もゼロではなく、もし訴えられれば、その賠償額は中居さんにも到底支払える額ではない。一時は自己破産を考えているという噂もまことしやかに飛び交っていました」(前出・芸能関係者)

中居側は当初、守秘義務の解除によって《新たな情報の流布が生じる可能性が充分にある》と危惧し、《これまでの先方の守秘義務の履行については懸念する》と、マスコミの取材を受けている元女性アナウンサー側の行動をけん制していた。

「当日のことを含め、中居さんには女性に話してほしくないことがあるのかもしれません。しかし、第三者委員会が《被害者に二次被害を与える危険性がある》として中居さんとのやりとりを打ち切った以上、決着は法廷に持ち込まれる可能性が高い。中居さんが守秘義務を全面解除し、裁判などで当日の出来事やメールのやりとりなどを明らかにすることもありえるのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)

皮肉にも、引退前は「恋人とは離れて暮らしたい」という中居の方針で、会う時間が限られていたMさんとの距離は、以前よりも縮まった。信じ続ける彼女や家族のために中居はいまももがき続けている。

※女性セブン2025年6月19日号

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