若々しくありたい、というのは女性にとっては永遠のテーマだが、加齢とともに進む老化は避けられない。でも、同じ年齢なのに、見た目年齢が驚くほど若々しい女性も! その差って、何? 若さを保つ方法はあるの…? 管理栄養士の菊池真由子さんが、“食”による若さキープの秘訣を伝授してくれた。
細胞の若返り成分「ポリアミン」が豊富!
菊池さんがおすすめするのは、納豆だ。「老化を抑制するには、1日に1/2~1パックの納豆を食べること」が重要だという。
「納豆には、細胞の若返り効果を持つ成分ポリアミンが、豊富に含まれています。ポリアミンの含有率が高い食材を食べると、見た目の若返りや長寿に有効である”、という研究結果(自治医科大学附属さいたま医療センター早田邦康教授による)もあります。さらに、ダイエット効果や、免疫細胞の若返りにも、有効だと言われています。
納豆以外にも、ポリアミンを含む食材はありますが、血中のポリアミン濃度が上がるのは、納豆だけです。さらに、納豆には、脂肪を燃焼するビタミンも豊富ですから、ボディの引き締めにも有効です。肌とともに、全身の若返りが期待できますよ」
食べる時間は夕食時がベスト!
若返りのためには、食べるタイミングもポイントだと菊池さんは言う。
「納豆には、脂肪燃焼効果がある成分が含まれています。1日に食べた脂肪を、代謝する意味でも、夕食に食べるのが効果的。毎日食べ続ければ、体内に、脂肪代謝のサイクルができ、痩せやすい体になります。効果を実感するためには、8週間続けてみて。肌のハリ、ウエストのサイズダウン、を感じるはずです。
より若返りを高めるには、卵と一緒に食べるのがおすすめ。納豆と同様、卵には、肌の若返り細胞を増やす亜鉛が、多く含まれています。納豆に生卵を混ぜる、納豆と卵焼き、納豆オムレツなど、納豆と卵の合わせ技で食べましょう」
効果的な食べ合わせは「納豆おくら」
納豆を食べることで「パサパサ髪→ツヤ髪」を目指せるという。
「納豆の主成分は、健やかな髪の材料となる、良質なたんぱく質です。納豆を食べれば、食べただけ、潤いのあるツヤ髪になります。また、皮脂の代謝を高める、ビタミンB2や、髪の栄養となるビオチンも豊富。頭皮の代謝が活性化すれば、皮脂などの老廃物が、スムーズに排出されるので、頭皮が元気になる。頭皮が元気になり、髪への栄養が行き届けば、美しく丈夫な髪が育つ、というわけです。
おくらと和えて食べれば、髪はより元気になります。納豆やおくらのネバネバ成分には、髪の元となる、たんぱく質の吸収を高める働きがあります。刻んだおくらを納豆に混ぜ、しっかりかき混ぜ、たっぷりのネバネバ成分をいただきましょう」
肌と髪の若返りが大いに期待できる納豆パワー。毎日食べれば、“見た目年齢”マイナス10歳も可能だというから、こうなったら毎食、納豆を食べるしかない!?
管理栄養士:菊池真由子さん
管理栄養士。健康運動指導士。NR・サプリメントアドバイザー。日本オンラインカウンセリング協会認定上級オンラインカウンセラー。大阪大学健康体育部(現・保健センター)、阪神タイガース、国立循環器病センター集団検診部(現・予防検診部)を経て、厚生労働省認定健康増進施設などで栄養アドバイザーを務める。ダイエットや生活習慣病の予防対策など、のべ1万人の栄養指導に携わる。その活動の集大成として刊行した、『食べても食べても太らない法』(三笠書房)が10万部超え、『図解食べても食べても太らない法』(三笠書房)が16万部超えのベストセラーに。最新作は、『食べれば食べるほど若くなる法』(三笠書房)は5万部超え。
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