ダイエットをしよう!と決意して、いざ通い始めてもなかなか続かないスポーツジム通い。入会金も会費も払ったし、とりあえず週1回、いや月1回でもいいから行こうかしら…。それでもなかなか続かず、いつのまにか“幽霊会員”に…。そんな人も多いのでは? そこで、これまで700人以上のダイエッターを指導してきたダイエットコーチのEICOさんに、“今度こそ”ジム通いを続けるコツを教えてもらった。
コツ1 ジムに靴やウエアを置きっぱなしにする
EICOさんによると、ジム通いが続くか続かないかは、ジムの入会時点でほぼ決まるという。
「ジムは、行くまでのハードルが高いと続きません。続かない人でよくあるのが、”今日はウエアの洗い替えがない”、”行こうと思ったら契約時間外になっていた”という理由。また、外出先からいったん家に帰ってジムに行こうとするのも、足が遠のく原因に。ソファに腰を下ろすともう動けなくなってしまって、“今日はもういいや”と先延ばしにしてしまうのです」(EICOさん・以下同)
そこでおすすめなのが、家の近所ではなく勤務先の近くのジムに入会し、家に帰らず勤務先からジムに直行する習慣をつけること。それも、思い立ったら必ず行けるように“行き放題プラン”にして、さらにオフィスにウエアを置いておき、ジムに個人ロッカーを契約して靴を常備すればバッチリだ。
「ジム通いが続く人は、常にジムに行く準備が整っている状態で、“あれがない、これがない”を言い訳にしません。また、気が乗らないときでも、お風呂などのリラックス設備が充実しているジムであれば、とりあえずリラックスしに行こうという気になれ、そこで頑張っている人を見ればモチベーションが上がってきます」
コツ2 パーソナルトレーナーをつける
疲れていても、ひとたびジムに行ってしまえば意外とやる気になれるもの。ただし、ジムに行ってもなぜかモチベーションが上がらない人もいる。何がいけないのか。
「運動経験の少ない人に多いのですが、“どのマシンをどう使ったらいいのかわからず、結局足が遠のいてしまった”という理由。使い方がわからなければ、手始めにパーソナルトレーナーを1回1時間だけでもつけて、自分に最適な運動やマシンは何か、それはどう使ったらいいかを手取り足取り指導してもらうといいでしょう。ジム通いが続いている人ほど、月会費なり契約ロッカーなり、ある程度の投資をしています。定期的にパーソナルトレーナーをつけている人も続いている人が多いですね」
それによって固定費が高くなっても、月会費を払って幽霊会員になるよりは、ずっといいはずだ。
コツ3 お気に入りのレッスンや憧れの先生を見つける
「また、お気に入りのレッスンや、憧れの先生がいることも大事。先生の体をよく見て、“この運動を続けていればあんな美しい体になれるんだ”と思えると、目標が明確になり、モチベーションも高まります。さらに、そのレッスンの曜日が決まっていれば、“この日は仕事を早く終わらせて絶対レッスンに行こう!”と、ジム通いの頻度も増えるはず」
ジムは“行けたら行く”ではなく、いかに優先順位を高く設定できるかが肝。モチベーションになるレッスンは早めに見つけたい。
コツ4 「形から入る」のはNG!
また、ジム通いが続く人は、意外と人の目を気にしない人も多い。
「ジムに入会しても続かない人は、“おしゃれなウエアがない”“痩せてからでないとウエアを着られない”“エアロビについていけないのが恥ずかしい”などと、とかく人目を気にします。でも、ウエアは都心の高級ジムでなければ、景品でもらったようなTシャツとジャージーでもいいんです。むしろ、おしゃれなウエアや、CMのモデルのようなスポーツブラにスパッツで来る人の方が少数派。エアロビも、自信がなければ初級者編から始めて、一番後ろの端っこで踊ればいいんです」
コツ5 ジム友達は作らなくていい
ジム仲間は、「友達よりも家族がいい」と、EICOさん。
「成功しているダイエッターは、1人で行動したがる人が多いですね。ダンスをしているときなど、ついていけないのを友達に見られるのは恥ずかしいから、という気持ちがあるようです。1人だと続けにくいなら、夫や母親など家族と行くのもアリですね」
家族なら家族会員で割安に通えるジムが多いのもうれしい。なお、費用面で最初から月会費を払うことに抵抗があるなら、都道府県や区が運営しているスポーツクラブに、利用1回ごとに料金を払って通ってみるのも手だ。そこで自分に合うマシンやレッスンを見つけてから、それらが充実しているジムを選ぶと失敗が少ないだろう。
教えてくれたのは:ダイエットコーチEICOさん
700人以上のマンツーマンダイエットを指導してきたダイエットコーチ。自身も21才のときに4か月で11kgのダイエットに成功し、翌年準ミス日本を受賞。1年でトータル20kg減量を達成。主宰するダイエットサロン「桜梅桃李」では、「リバウンド率ゼロ」をキャッチコピーに、カウンセリングから、生活スタイル、運動経験、体質などを分析し、最短かつ最適なダイエット方法をコーチングしている。 近著に、『EICO式自分で自分を「追い込み」ダイエット』(ぴあ)がある。
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