一昔前に比べると、男性の浴衣率も上がってきて、夏に男性の和装を見かけることが増えてきた。となると、男性芸能人の浴衣姿も気になるところ。洗練された4人の着こなしをチェックしてみよう!
小栗旬 茶系のアイテムが醸し出す“ヌケ感”
新海誠監督の最新映画『天気の子』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶で、小栗旬が浴衣姿を披露した。
小栗は、茶系の浴衣をチョイス。帯も濃い茶に淡い色のライン入りで、コーデに奥行きをもたせた。黒の帯だと色ばかりが目立って浴衣そのものが浮いて見えそうだが、「茶×茶」にしたことで柔らかい印象に。金髪にもなじんでいた。
『天気の子』は、天候の調和が乱れた世界で主人公の家出少年・帆高(醍醐虎汰朗)が“祈るだけで晴れにできる”不思議な少女・陽菜(森菜々)と出会う物語。小栗は、帆高を支える冴えない中年男・須加圭介の声を務めている。(7月29日)
醍醐虎汰朗 全身を明るく見せる白い帯
小栗と同じく、『天気の子』の舞台挨拶に登壇した醍醐虎汰朗。
大人気の2.5次元舞台『弱虫ペダル』(小野田坂道役)や『ハイキュー!!』(日向翔陽役)で主演を務めるなど、実力派俳優として頭角を現している醍醐。本作でも、2000人が参加したオーディションで見事、主人公役を勝ち取った。この日の舞台挨拶では、大ヒットを受けて「すごく幸せです」と明るい笑顔を見せていた。
縦縞と横縞が格子のように描かれた「紺×黒」の浴衣で登場。まだ18歳ながら、この落ち着いた風合いをサラリと着こなすところに貫禄を感じる。ポイントになったのは、白い帯。暗い浴衣のトーンを明るくした。(7月29日)
神木隆之介 チェック風でカジュアルっぽく
「サマージャンボ宝くじ」「サマージャンボミニ」(終了)の、発売記念イベントに神木隆之介が出席した。
神木が着たのは、濃淡さまざまな縞が格子状にはいった浴衣。チェック柄にも見え、今夏のトレンド、ギンガムチェックのようでカジュアル感たっぷり。男性の浴衣は柄の目立たないものが比較的多い中、珍しいチョイスと言えそう。
ユニークなのは帯。よく見ると宝くじを意識した的と矢が描かれ、彼らしい心遣いがにじんでいた。(7月2日)
佐藤健 こなれた小物使いに注目
神木と同じく、「サマージャンボ宝くじ」「サマージャンボミニ」の、発売記念イベントに登壇した佐藤健。
神木が黒系なら、佐藤は青系。紺と青が交互にはいったデザインは、デニムのような雰囲気。神木とはまた違ったカジュアルさを醸し出していた。
また、黒い鼻緒の下駄や帯に挟んだ扇子など、小物使いが粋! 実写映画『るろうに剣心』で長く主人公・緋村剣心を演じているだけあって、和装にはこだわりがあるのかも。(7月2日)
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撮影/矢口和也、平野哲郎