「もう還暦ではなく、まだ還暦という思いで…」
2月23日、60才になられた天皇陛下(60)。お誕生日の記者会見では大相撲初場所で幕尻から優勝した徳勝龍関(33)の言い回しをユーモラスに取り入れられたご感想を発表された。
新型コロナウイルスの感染拡大で一般参賀は中止されたが、「宴会の儀」と「茶会の儀」が行われた。安倍晋三首相(65)ら三権の長や駐日外国大使らから祝福を受けられた。
皇后雅子さま(56)をはじめ、秋篠宮家の皆さま、皇族方がご参列された。春らしいさわやかなロングドレスに注目が集まった。
お誕生日の2日前、天皇陛下の即位(2019年5月1日)後、初めて行われた記者会見は宮内記者会だけではなく、日本記者クラブ、在日外国報道協会も含めるという初の試みとなった。
緊張感漂う会場を和やかな雰囲気に変えたのは「還暦を迎えるに当たっては、もう還暦ではなく、まだ還暦という思いでおります」とのお答え。徳勝龍関の「もう33才ではなく、まだ33才だと思ってがんばります」という決意表明を意識されてなのか、言い回しが重なったのだ。そしてお誕生日当日の「宴会の儀」「茶会の儀」で、祝福を受けられる天皇陛下のほほえみは限りなくお優しかった。
お誕生日に合わせて発表されたお写真では、水問題に関する本を雅子さまとご覧になられた天皇陛下。雅子さまのパンツスーツと、天皇陛下のネクタイがさわやかにリンクコーデされていた。
※女性セブン2020年3月12日号