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北海道の「ハッカ油」が大ブーム!夏マスクに吹きかける、虫除けなどの使い方も

猛暑でもマスクが手放せない新しい日常の中で、マスクに吹きかけるだけでひんやり涼しい!と、北海道生まれの「ハッカ油」が大ブームに。実は多機能で、便利な万能選手。その人気の理由とは?

ハッカ油
北見名産のハッカ草を丁寧に蒸留抽出した天然のエッセンシャルオイル。紅茶やリキュールなど食品の香料としても安心して使える。左からハッカ油スプレー 10ml、ハッカ油ボトル 20ml 共に1000円
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爽快な香りと清涼感に手放せないファンが続出中!

ハッカ油を手にテーブルをふきんで拭いている写真
メントール成分で除菌効果も
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「ハッカ」は明治期に屯田兵によって北海道で栽培され、中でも北見地方は世界的な名産地として栄えた。しかし、1971年に輸入自由化になると、海外品に押され、北見のハッカ工場は閉鎖の危機に陥る。

そんな逆境の中、「北見の歴史を作ったハッカの灯を消してはいけない」と、現在の代表取締役・永田裕一さんは、父・武彦さんと1984年に起業。父と二人三脚で『北見ハッカ通商』を支えた。永田さんは当時をこう振り返る。

◆虫除けなど多機能でも注目

アイスティーにハッカ油を垂らす写真
アイスティーに入れてお手軽ミントティーに
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「まず『ハッカ油』を販売しましたが、地元では全然売れなくて…。当時はバブル全盛期で、百貨店で開催される北海道物産展が大人気。そこで、自ら足を運び、関東を中心にコツコツと売り続けたんです。

ハッカは地元では虫除けに使われていて、実はとっても多機能。衣類に付けて清涼感を得たり、殺菌効果があるので掃除に使ったり、お菓子や紅茶に入れたり、使い方を広く知ってもらうのに苦労しました」(永田さん)

マスクにスプレーで吹きかける使い方も

マスクにハッカ油を吹き付けている写真
マスクにシュッ! 顔回りを爽やかに
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◆販売を一時ストップするほどの人気に

北見ハッカの認知度は全国で高まり、今夏は清涼感を得ようとマスクに吹きかけて使用する人が続出。4~5月は1日700件もの受注が続き、販売を一時ストップするほどに。これは36年の歴史の中で異例のことだった。

ストレスの多い時代、レトロなガラス瓶と爽やかなハッカの香りに、束の間の癒しをもらえるのかも。

※女性セブン2020年9月10日号

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