すっかり「リモートワーク」が聞き慣れたワードになっていますが、同時に“オンライン映え”するファッションにも注目が集まっています。今回は、皇后雅子さまが披露された、リモートご公務でのファッションに注目。おしゃれのポイントを探ります。
首元にアクセントをもたせて表情を明るく
リモートワークなどで、画面越しのやり取りをすると、気になるのがPCなどの画面に映る胸から上の自分。リモートワークファッションは、いかに顔周りをすっきり見せるか、明るく見せるかが鍵と言えます。そこで、大事になるのが首元のファッション。画面越しに映えるトップスやアクセサリーで、顔周りに華やぎをもたせることで、首元を若々しく見せ、かつ表情を明るく見せることができます。
タートルトップスを忍ばせてジャケットのカッチリ感を緩和
2021年1月、熊本の豪雨被災地にオンラインでお見舞いされた際は、天皇陛下とおそろいで、タートルトップスにグレーのジャケットというコーディネートでした。
天皇陛下がキリッと締め色の黒なのに対し、雅子さまは白のやや厚みのあるインナーをお召しになっていました。1枚で着てもきれいめシルエットに決まるタートルネック。雅子さまのように、端正なジャケットに合わせることで、トラッドスタイルが完成します。
タートルネックのトップスは顔の近くまでくるので、白を選ぶことで顔が一気に明るくさわやかな印象になる優秀アイテム。シックなグレーのジャケットと白のタートルネックのコントラストがはっきりしているので、よりジャケットのVラインが強調され、すっきりと見せることができます。
”水”を思わせるスカーフを忍ばせて華やかに
2021年2月に国連「水と衛生に関する諮問委員会(UNSGAB)」満了5周年記念のオンライン会合にご出席の際は、“水”を思わせるブルー調でおまとめに。
水色のジャケットに、水彩画タッチの色がきれいなスカーフを合わせ、パールのネックレスをつけた華やかなスタイル。カチッとしたジャケットも、雅子さまのようにやわらかく透け感のあるスカーフをふんわりと合わせることで、女性らしい雰囲気になります。
ノーカラージャケットにパールネックレスで大人フェミニンに
2021年7月に、第35回国民文化祭・みやざき2020及び第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会開会式にオンラインで出席された際は、白とネイビーのバイカラーのノーカラージャケットをお召しになっていました。
丸首のノーカラージャケットは、襟ぐりにネイビーの配色ラインが効いていて、コンパクトなシルエットにメリハリのあるラインが甘すぎず大人フェミニンな印象に。雅子さまのようにインナーに同じネイビーのワンピースなどを合わせることで、さり気なくIラインが生まれ、シャープな印象も与えられます。
ライトグレーにオフホワイトのインナーで優しげに
2021年3月に、東日本大震災復興状況について、オンラインにて視察された際は、明るめのグレーのジャケットに、オフホワイトのインナーを合わせられていました。
明るめのライトグレーのジャケットに合わせられたのは、マイルドな印象のオフホワイトのインナー。その名の通り、船のような形をしているボートネックのトップスは、鎖骨に添って緩やかなカーブを描いているので、デコルテラインを美しく見せてくれる頼もしいアイテム。ジャケットに合わせることで女性らしさが際立ちます。
雅子さまのように、存在感のあるネックレスをプラスすると華やかな印象にまとまります。