
天皇皇后両陛下は7月27日、皇居にてインドネシアのジョコ大統領夫妻と会見されました。天皇陛下がジョコ大統領夫妻と会うのは2015年以来で、雅子さまは初めてとなりました。今回、雅子さまはとても清涼感のある着物をお召しに。お見送りの際には、雅子さまが両手を合わせるインドネシアの挨拶をされるシーンもありました。そこで、これまで雅子さまが披露された夏の着物姿をプレイバック。いずれも外国の要人との面会の際にお召しになっており、おもてなしのお心を着物で示された形といえそうです。



色とりどりの花柄にお心遣いが感じられる和服姿でお出迎え
2019年8月、『第7回アフリカ開発会議』に出席したアフリカの32か国の首脳夫妻らを招いて、天皇皇后両陛下が開かれたお茶会に着物姿で迎えられた雅子さま。



お茶会では、民族衣装での出席も多かったゲストのために、雅子さまは、花かごに色とりどりの花々をあしらったあさぎ色の訪問着をお召しになるというお心遣い。この日も盛夏の暑さを感じさせない、涼やかなペールブルーの着物をセレクトされていました。
このときの着物と帯の組み合わせは、1996年7月にお召しになったものと同じ。ものを長く大切に使われる雅子さまのお気持ちを感じさせました。

外務省のキャリアウーマンだった雅子さまは、それまで着物を着る機会は多くありませんでしたが、皇室にはいられて、和服の着こなしに着々と慣れてこられたように見受けられるころでした。着物に合わせたアップヘアもとてもお似合いでした。
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お気に入りの若草色の着物にピンクの帯でご会談
2019年7月、トルコ大統領夫妻が来日し会談されたときには、洋服でもたびたび選ばれる若草色の着物をお召しに。




雅子さまがお召しの絽のつづれ帯、秋の草花が描かれた着物は盛夏の訪問着として定番アイテム。若草色に同じくペールトーンのピンクの帯を合わせられ、とても明るく季節に合った組み合わせでした。
アイスブルーの着物で夏の和服スタイルをアップデート
1999年6月、来日中のベルギーフィリップ皇太子をベルギー大使館にお訪ねしたときには鮮やかなアイスブルーの着物が素敵でした。

見た目にも清涼感たっぷりのアイスブルーの着物をセレクトされた雅子さま。顔映えもよく、モダンな雰囲気が漂っていました。また、オレンジや赤の和柄がアクセントになっていて、手にされた花束とのお色合わせもバッチリでした。
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