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「バブル時代の恋愛をもう一度」――恋愛症候群の50代女性が“危ない相手”の罠にハマらないためには?

アラフィフ世代は過去の自分の頑張りを活かし、新しい世界でも居場所を見つけられる

アラフィフ世代の女性の恋愛の特徴として「バブル時代よ、もう一度」という願望は見逃せません。それは「キラキラしていた私」を愛おしいと感じる過去回帰といっていいでしょう。前述したように、華原さんの動向が気になる同年代の女性たちにもその傾向が見られます。

ところが「キラキラしていた私をもう一度」という願望を現実にするためには、相当な努力が必要です。しかも努力したところで叶うという保証は何もないというむごい現実も存在しています。

そのため「キラキラしている私」に憧れる女性たちに言葉巧みに付け込む人たちから、痛い思いをさせられてやっと現実を知った陽子さんのような女性も少なくありません。

では、憧れに付け込む人たちから自分の身を守るにはどうしたらいいでしょう。

新しい道への第一歩は、これまで頑張って手に入れたスキルや、さまざまなことに対応してきた経験です。

陽子さんの場合は、これまで営業職で培ってきた人脈の作り方や集客の方法、チームで目標を達成するコツなど、ジャンルが異なっても応用できるスキルを持っています。さらに実績から培われた信頼度もあります。それらを今後活かしていきたいといいます。

このようにアラフィフ世代は過去の自分の頑張りを活かして、新しい世界でも自分の居場所を見つけることが可能なのです。

◆コラムニスト・夏目かをる

夏目かをる
夏目かをるさん
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コラムニスト、小説家、ルポライター。2万人の働く女性の取材を基に恋愛&婚活&結婚、夫婦の機微をテーマに執筆。難病克服後はテレビ出演や講演も。2021年『ワールド極限ミステリー』(TBS系)では記事がドラマ再現化。映画や歌舞伎にも精通。https://ameblo.jp/moonriver2001-2007/

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