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カーペットやカーテン、自宅で洗濯できる?その方法と日常のケアに使える「スマート家電」を家電ライターが解説

アイリスオーヤマ『リンサークリーナー RNS-P10-W』でカーペットのシミを取っている手元
カーペットのシミ取りは専用クリーナーが活用できる(写真はアイリスオーヤマ『リンサークリーナー RNS-P10-W』)
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大掃除シーズンが到来。カーペットやカーテンなど大型布製品のお手入れも、しっかり行いたいですね。ただ、丸洗いとなるとベランダや庭まで運んで干すのもひと苦労。かといってクリーニングに出せば、生地の大きさや枚数によっては万単位の出費になりかねません。家電を使ってお得かつ効果的にお手入れする方法はあるのでしょうか? 家電ライターの田中真紀子さんに聞きました。

カーテンは掃除機や衣類スチーマーで日常的なケアを

まずはカーテンのお手入れについて。田中さんは、大掃除シーズンにまとめて行うより、日常的にお手入れすることを推奨しています。

ティファール『衣類スチーマー アクセススチーム フォース』で衣類を除菌している手元
カーテンの除菌には衣類用スチーマーが最適。ティファール『衣類スチーマー アクセススチーム フォース』は、約1.2㎏と軽量で、面積の広いカーテンをくまなく除菌する際にも疲れにくい仕様
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「カーテンは汚れが見えにくく、ついお手入れを怠ってしまいがち。ですが、カーテンには、開け閉めの際につく手アカやホコリ、調理時の油などが付着し、結構汚れています。さらに窓の近くにあるため、結露などの湿気によって黒カビ汚れがつく場合もあります。汚れを放置していると、薄汚れてくるだけでなく、生地自体も劣化してきますので、定期的なお手入れが必要です。

日常的なお手入れとしては、まず表面に付着した汚れをハタキなどで落としましょう。可能であれば、ハンディクリーナーに布団用ノズルをつけた状態で吸い取ると、効率的に落とせます。

また、普段衣服のしわ伸ばしなどに使っている衣類スチーマーは、スチームの力で繊維の隙間の汚れを落としつつ、ニオイを取り除く作用があります。さらに除菌効果も期待できるので、すでに衣類スチーマーを持っている人は活用するのもおすすめです。

カーテンの黒カビ予防には、窓開け換気がもっとも効率的。窓自体の結露も放置しないようにしましょう」(田中さん・以下同)

カーテンは基本的に洗濯機で洗える!

さて本題。カーテンはクリーニングに出さなくても、丸洗いしてきれいに、それも手軽に乾かすことができるのでしょうか?

レイコップ『レイコップGO』 でカーテンを掃除している女性
カーテンは日常的にハンディクリーナーでお手入れを。レイコップ『レイコップGO』 は、ホコリを吸引しながら除菌
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「レース・厚手を問わず、意外と洗濯機で洗えるカーテンは多く、実際私も洗ってきました。洗濯表示を確認の上、1年に1回以上は洗いたいところです。プリーツに沿ってジャバラに折りたたんでから縦に折りたたみ、洗濯ネットに入れることで、型崩れが防げます。洗剤はおしゃれ着洗い用などを使い、ソフトコースなどで優しく洗いましょう」

干し方は、室内でカーテンレールに吊るしたまま自然乾燥を。そもそも多くのカーテンは乾燥機が使えません。

「濡れたままカーテンレールに吊るせば、暖房の使用不使用にかかわらず、自然乾燥が可能です。実際に使用する状態でしっかり広げて干せるため、型崩れを防ぎつつ、厚手でも1日干していれば十分乾くんです」

これならクリーニングに出さなくても清潔を保てそうですね。ただし、洗濯表示は要チェックです。

カーペットはまめな掃除機がけ、ダニ退治を!

続いてカーペット。やはりこちらも日常的なお手入れが不可欠とのこと。

「カーペットの基本的なお手入れも掃除機がけです。こまめに掃除機をかけることで、表面についた汚れもある程度落とすことができるからです。そのうえで、適宜ダニ退治を行うとベターです。

ダニ退治の方法は、ひとつはスチームクリーナーを使うこと。ダニは60℃の熱により、一瞬で死ぬと言われていますので、100℃近い高温を当てれば、奥に潜むダニを退治することができます。ただし素材によっては使えませんので、こちらもタグを要チェック。スチームクリーナーを使ったあとは、ダニの死骸を取り除くためにも、吸引力の強い掃除機でしっかり掃除機がけをしましょう。また、ホットカーペットを敷いているなら、ダニ退治コースも効果的です」

カーペットのシミには専用クリーナーが効果的

一方、目に見える明らかな汚れには、どう対処すべき?

「こぼした液体が染み込んだり、黒ずみが気になるときは、アイリスオーヤマのリンサークリーナーがおすすめ。まず汚れに水を吹きかけ、汚れを浮かせてから、水と汚れをかき取りながら掃除機のように吸い込みます。汚れた水はタンクに溜まっていくので、最後に捨てるだけでOK。カーペット以外にも、ソファやクッションなどの布製品の汚れに便利です」

大型布製品はクリーニングに出すより日常のお手入れを

以上を踏まえ、田中さんはこう結論。

「カーテンやカーペットは年1~2回クリーニングに出すより、日常的なお手入れを続けた方が、清潔面・費用・手間の面でも、おすすめです。

汚れはためてしまうとクリーニングに出しても落としきれません。特に黒カビ落としはほぼ不可能と言われています。それに大物はクリーニングに出すのも大変ですよね。日常的にお手入れしながら、たまにしっかりお手入れするのがベターです」

というわけで、日常的なお手入れに役立つ家電を紹介してもらいました。

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