
電気代のかさむ夏。そこで、100円ショップ「ダイソー」で買ったというおすすめの節電グッズを節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに教えてもらいました。
【目次】
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窓ガラスからの熱気をカットして室温の上昇を防ぐグッズ
室温を上げない工夫をすることで、エアコンの無駄な稼働を減らすことができれば節電につながります。そこで、窓から入ってくる熱気を遮断するアイテムを取り入れてみましょう。
『バルコニーシェード』『ウインドオーニング』
『バルコニーシェード』(https://jp.daisonet.com/products/4550480275604)『ウインドオーニング』(https://jp.daisonet.com/products/4550480277608?_pos=1&_sid=311cdb2ef&_ss=r)はバルコニーや窓を隠すように設置し、直射日光を避け、外気熱が室内に入ってくるのを防ぐアイテムです。

シェードとバルコニーを結ぶ紐もは別売りですが、手持ちのビニール紐でも問題ないでしょう。また、窓に設置する場合はフックが必要になるので、ダイソーのネットストア(https://jp.daisonet.com/)などをチェックして、磁石式が対応しているかなど使用できるタイプを確認していくことをおすすめします。
また、エアコンの室外機に太陽光が直接当たるとパワーダウンしてしまいます。とはいえ、室外機を板で囲ったり、すだれをかぶせたりして吹き出し口がふさがってしまうのは逆効果で、故障の原因にも。シェードなら、吹き出し口をふさがずに日陰を作ることができ、エアコンの効きをよくすることができます。
また、強風の日や台風のときなどは、紐が解けないようにしっかり結んでおくか、室内保管するかして、飛ばされないように注意してください。
『日差し&冷気をシャットシート』
幅40cm×長さ90cmの遮光・断熱シート2枚入りの『日差し&冷気をシャットシート』(https://jp.daisonet.com/products/4979909961896?_pos=1&_sid=78ca4848d&_ss=r)。

窓ガラスに直接貼るタイプですが糊がついておらず、霧吹きで水を吹きかけて貼り付けられるため、張り直しや貼り替えが楽です。しかし、光を通さないため、ほぼ窓の外が見えなくなり、暗く感じるでしょう。光が入らなくても困らない場所や一時的な対策として使うのがいいでしょう。
『PET窓ガラス用シート』
UVカット98%、可視光線透過率13%(±5%)と、高性能な『PET窓ガラス用シート』(https://jp.daisonet.com/products/4550480299136?_pos=5&_sid=9430514ab&_ss=r)。こちらも水を使って貼ります。光も遮るため室内は暗くなりますが、外からは目隠しになり、こちらからは外が見えるミラータイプなので、圧迫感は少ないでしょう。

サイズが45cm×45cmと小さいので用途が限られてしまうのがデメリットですが、90cm×90cmのものも330円(税込・以下同)で販売されています。100円ではありませんが、サイズが足りるようであればホームセンターなどで購入するよりも安価といえるでしょう。
体感温度を下げるひんやりグッズ
体感温度を下げることで、エアコンの設定温度を低くし、電気代を節約することができます。
『抗菌ひんやりジェルマット』
体感温度を下げることで、エアコンの設定温度を高めに設定していても過ごしやすくなります。そこで、冷感アイテムを取り入れてみましょう。

220円(税込)商品になりますが、例えば『抗菌ひんやりジェルマット』(https://jp.daisonet.com/products/4550480285887?_pos=1&_sid=f8dbea4c8&_ss=r)は、30cm×30cm程度のジェル入りシートで、座布団のようにいすに置いたり、寝るときに足の下に敷いて足から熱を逃がすように使ったりできます。
接触冷感の寝具
そのほかダイソーでは『冷感枕パッド(抗菌防臭・吸湿)』や『リバーシブル冷感敷きパッド(吸放湿)』など、接触冷感や吸湿機能で寝苦しい夜を快適に過ごせるグッズも220〜1100円ほどで展開しています。
1000円のものなどは、他のお店で買うより割高になるものもあるので、デザインや機能、金額を比較した上で、よさそうなものを取り入れてみてください。
便座シートで夏場は暖房便座の暖房機能をオフに
主に冬場に活躍する温水洗浄暖房便座の暖房機能をオフにするだけで節電になるので、気温の高い夏場は切っておきたいものです。
一例として、TOTOの暖房便座『ウォームレットG(TCF226)』の場合、ふたを閉めた場合、年間140kWhで、4340円、1か月の暖房便座の電気代は約362円(1kWhあたり31円として計算)になるそうです。(https://enechange.jp/articles/saving-washletcare)

ただ、暖房機能を切った便座が苦手な場合は、便座シートを取り入れてみましょう。『はるピタッ便座シート』(https://jp.daisonet.com/products/4550480088082?_pos=2&_sid=75210b822&_ss=r)であれば、便座の形を選ばずに使えるので便利です。また、洗って何度も使えるものを選ぶと経済的です。
※店舗により販売してない場合があります。
◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん

節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/
構成/吉田可奈