「美は自律神経を整えることから」を掲げ、ナイトケアアドバイザーとして活躍中の小林麻利子さん。
就寝前に自律神経を整え、良質な睡眠をとることで8kgものダイエットに成功した彼女は、自身の体験を活かして「うっとり美容」を提案している。
このシリーズでは、お風呂の中で行うとより効率的なトレーニングとなり、キレイに痩せたい部位にダイレクトにアプローチする「風呂トレ」を指南してもらう。良質な眠りを得ることにもつながるから、睡眠に問題を抱える人も要チェック!
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ほっそりと引き締まった太ももになるには?
細く引き締まった太ももに憧れるけれども、ダイエットしても太ももが全然痩せない!という相談を生徒さんからよく受けます。これからの季節、脚を出す機会が増えるので美しい太もも、手に入れたいですよね。そこで今回は太ももについてお話します。
太ももが痩せないと言っている方々の大半は、太ももの内側がブヨブヨしていて隙間がないことを嘆いている方が多いようです。その原因は「内転筋」をきちんと使うことができていないことにあります。
「内転筋」とは骨盤の下に位置する恥骨や坐骨から太ももの大腿骨の内側にある筋肉で、股関節を内側に内転させたり屈曲させる作用があります。内転筋の筋力が弱いと、脚を閉じる力が弱くなります。そうなると骨盤の支えが不安定になり、歪みの原因にもつながります。
同時に、内転筋を使っていないということは当然その部分に脂肪がつきやすくなり、太ももの内側に脂肪がつきやすくなってブヨブヨに…。でも内転筋をしっかり鍛えることで、筋肉が引き締まって細く見えたり、中心軸に力が入りやすくなるため、間接的に腹部のシェイプアップにつながったり、脚のむくみ緩和になったりといいことばかり!