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EMS機能でリフトアップや血行を促進!“お風呂でながらケアできる”など美容家電ライターが選ぶ4台

美顔器を顔に当てている女性
ヤーマン「リフトロジー」の使用イメージ
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今年6月にオープンしたヨドバシカメラの新業態『ヨドブルーム(Yodobloom)池袋店』で活況を呈するなど、注目が集まっているのが「美容家電」だ。自宅でたるんだ顔の筋肉をリフトアップできる美容家電から、リフトアップや血行を促進するEMS機能がついた注目アイテムを紹介する。

微弱な電気で顔の筋肉を刺激!

EMSは「Electrical Muscle Stimulation」の略で、電気による筋肉への刺激のこと。

「EMS美顔器は、微弱な電気で表情筋など顔の筋肉を主に鍛えます。リフトアップや血行を促進させる役割もあります」(白物・美容家電ライター 田中真紀子さん)

皮膚と筋肉にアプローチ 創通メディカル「MYTREX PROVE」

「肌表面から筋肉の奥までEMSの刺激を感じられ、引き上げの満足度が高い」と田中さん。美容健康機器メーカーである『創通メディカル』が、「リフトケア(※1)には、頭皮や肌などの皮膚と、表情筋などの筋肉、双方へのアプローチが不可欠」を合言葉に研究を重ね、2年の歳月をかけ、2つの層にアプローチする技術を開発した。

「MYTREX PROVE」
「MYTREX PROVE」(創通メディカル)6万9960円。本体寸法/約高さ195×幅40×奥行28mm。質量/約128g。付属品/ブラシ型・フェイス用・ボディー用のアタッチメント、充電台、ACアダプター。主な機能/EMS
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ブラシ型の32本の電極針からランダムに流れる最大520Vのハイパワー低周波が皮膚を刺激し、毛穴の目立ちや、たるみの原因となる立毛筋にアプローチする。「頭・顔・体」用の3種のアタッチメントの付け替えで全身のケアが可能。

「MYTREX PROVE」を使用したビフォーアフター写真
10分間使用した後の変化。ビフォーに比べ、フェイスラインのもたつきが解消している(美容機器で顔を刺激したことによる一時的な変化。効果には個人差がある)
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「さらにEMSが深層筋にまで届くため、表情筋を鍛えられます」(同社PR・櫛山真由子さん)。防水性能(※2)は、本体がIPX5、アタッチメントはIPX6レベルだが、乾いた状態でも電気刺激を感じられる。

※1 機器を上に向かって動かすこと。
※2 IPXは防塵・防水機能の有無や保護レベルを示す国際規格。IPX5基準は、水の噴射を直接浴びても機器本体に有害な影響がないことを表すレベル。IPX6基準は、横殴りの暴雨から保護できるレベル。

お風呂で“ながら”リフトケア ヤーマン「メディリフト アクア EX」

累計出荷数量150万突破のウェアラブル(着用できる)EMS美顔器「メディリフト」シリーズから防水仕様(※3)のマスク型が登場。

「メディリフト アクア EX」
「メディリフト アクア EX」(ヤーマン)4万9500円。サイズ/コントローラー:約幅90×奥行55×高さ20mm、マスク:約幅615×高さ170mm。質量/約176g(コントローラー2個、マスク)。付属品/コントローラー2個、シリコーンマスク、ACアダプター、充電ケーブル、充電台。主な機能/EMS
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「つけるだけで適切な部位にアプローチでき、便利なハンズフリー。お風呂で使えるのは濡らして使うEMSの性質にもマッチしています」(田中さん・以下同)

美顔器をつけながら、お風呂に入っている
お風呂に入りながら。
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トータルケアの「オートモード」に加え、頬を引き上げる「大・小頬骨筋」を鍛える「バスアップモード」、頬や口もとの表情筋を支え、酷使しがちな「咬筋」をゆるめる「バスリリースモード」を搭載。2種のEMSと電極の配置により、部位に適切な波形を自動で出力する。EMSの強さは10段階で調節でき、電極面積は従来品の2.5倍(※4)だ。

※3 IPX5基準は、あらゆる方向からの噴流水によっても有害な影響がないレベル。
※4 従来品「EP-14BB」との比較。

顔に“置くだけ”の簡単リフトケア ヤーマン「リフトロジー」

日本人の平均的な頬の長さである「6cm」から算出した立体的なヘッド。半顔で約1分、肌の上に置くだけで、頬の皮膚や脂肪を引き上げる「大・小頬骨筋」や、美しいフェイスラインや口もとへと導く「胸鎖乳突筋」にフィットし効果を引き出す。

「ヘッドの幅が広いので、一度に広範囲をカバーでき、顔全体を約2分でケアできるので、習慣化しやすいところも◎」

「リフトロジー」
「リフトロジー」(ヤーマン)3万9600。本体寸法/幅約114×奥行42.5×高さ71.5mm。質量/約206g。付属品/フローレスセラム ハイドレイティング、充電用USBケーブル。主な機能/EMS、LED、デュアルヒーターなど
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誰でも簡単にケアできるよう、同社史上最多電極数となる7つの湾曲電極を配置。

「この7つの電極からは、タッピングするような気持ちのよい低・高周波EMSが肌を刺激するほか、1秒間に刺激の異なる電極刺激で筋肉の収縮を繰り返し行いながら、表層筋から深層筋まで幅広くアプローチします」(同社ブランド戦略本部コーポレートコミュニケーション部の島田京代さん)

「リフトロジー」を使用したビフォーアフター写真
フェイスラインや口もとがすっきり。試験では、洗顔~スキンケア・リフトロジーを半顔に5分使用し、その後、全顔に左右同様のフルメイクを行った。
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大・小頬骨筋は、口もとからこめかみにかけての頬まわりを、斜めにグッと引き上げる役割を果たすが、セルフケアでは動かしにくい筋肉だ。

1回でかっさ美容による効果を実感 パナソニック「バイタリフト かっさ EH-SP85」

筋肉の収縮と弛緩を繰り返す“5Hz”と、収縮が持続する“25Hz”という2つの波形を組み合わせ、引き上げながら動かす独自プログラム「デュアルダイナミックEMS」により、表情筋を効率的にトレーニングできる。そのため、自分では鍛えづらい、顔の表情を作る「大・小頬骨筋」「口角挙筋」「胸鎖乳突筋」にアプローチ。

「バイタリフト かっさ EH-SP85」
「バイタリフト かっさ EH-SP85」(パナソニック)3万3660円(編集部調べ)本体寸法/高さ76×幅115×奥行42mm。質量/約165g (キャップ除く)。付属品/ウォータークリアジェル。主な機能/EMS
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「気になる部分を狙いやすく、引き上げるように使える“かっさ”形状にしたことで、かっさ美容の効果も得られ、1回の使用でハリ感やフェイスラインの引き締まり感、化粧ノリのよさを実感できます」(同社PRの多田薫子さん)。

顔だけでなく、ボディにも使える設計
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頬やフェイスライン、ほうれい線などの顔まわりからデコルテ、二の腕やボディーまでをカバー。防水仕様(IPX7基準)で入浴中も使用可能。(入浴中、水に浸かっている部分への使用はNG)

目もと&口もとに貼って集中ケア ヤーマン「デザインリフト モア」

伸縮性と通電性を両立させたストレッチフィットシートを目もとや口もとに装着。筋肉をリフトアップさせた状態(※5)でEMSによるケアを行う。

「デザインリフト モア」
「デザインリフト モア」(ヤーマン)本体のみ/3万3000円、本体、目もとシート2セット、口もとシート2セット/4万6200円。本体寸法/約幅23×高さ41×奥行13mm。質量/約11g(1個分)。付属品/充電用USBケーブル。主な機能/EMS
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「デザインリフト モア」の使用イメージ
ストレッチフィットシートを目もとや口もとに装着する
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※5 引き上げるようにシートを装着した状態。

◆教えてくれたのは:白物・美容家電ライター 田中真紀子さん

常に多数の最新家電を使用しながら生活者目線で情報を発信。生活総合情報サイト「All About」では白物・美容家電ガイドを担当。https://makiko-beautifullife.com/

取材・文/藤岡加奈子

※女性セブン2024年10月10日号

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