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ミス・インターナショナル「美と平和の親善大使」に密着!

今年57回目を迎えた「ミス・インターナショナル世界大会」。今年も69の国や地域からミスたちが集結。10月下旬に来日してから11月14日の世界大会まで、約3週間にわたって日本を駆け回った。そんな“美と平和の親善大使”たちに密着。24時間「きれい」の秘密とは…。

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世界各国のミスたちの“きれい”の秘密とは…
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ミス・インターナショナルとは?

正式名称を「ミス・インターナショナル ビューティ・ページェント」という。1960年に米カリフォルニアで誕生し、1970年に大阪で行われた日本万国博覧会をきっかけに、1972年以降は日本で世界大会が開催されるようになった。以前は米大統領のドナルド・トランプ氏が所有権を有していたミス・ユニバース、最古の歴史をもつ(1951年~)英国発祥のミス・ワールドとともに、“世界3大ミス・コンテスト”と呼ばれる。

「ミス・インターナショナルが他のビューティ・ページェントと違うのは、ミスたちの美しさはもちろんですが、それぞれ自分の国や地域の代表として、国際親善や世界平和、文化交流など国際社会への貢献という志をもって来日していることですね」

そう語るのは、ミス・インターナショナルを主宰する一般社団法人国際文化協会渉外部課長・岩田暢男さん。世界大会開催国として「国際社会における日本の正しい理解」をスローガンに掲げ、世界大会前にすべてのミスを招聘、日本の伝統文化や慈善事業などを体験してもらう機会を設けている。

「69人の大所帯、いわば合宿です(笑い)。衣食住をともにし、お互いを知る。これこそ国際的相互理解の第一歩です。礼をもって和を尊ぶ知性と品格も審査の対象ですから、常識的で親しみやすい女性が多いのもミス・インターナショナルならではでしょうか」(岩田さん)

楽しい経験ばかりで自然に笑顔になるの

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430年の歴史をもつ遠州流茶道を体験。足袋に履き替え、正座でお手前をいただく姿はなかなかのもの。抹茶も「おいしい!」
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10月下旬に来日し、26日から11月14日の世界大会直前まで、休みなしで親善活動のため各地へ。早朝から夕刻まで、“ミスらしい”衣装を身につけてハイヒールで移動。いつ誰に見られても、カメラを向けられてもいいように、唇の口角がつねに上がっている。

しかも! ほとんどのミスが初来日で日本の作法も知らないはずなのに、訪問先で美しくお辞儀をし、長時間の正座でも背筋がゆるまない。

すごすぎないか、ミスたち…と思ったら、その陰には、長年にわたってミス・インターナショナルに協賛しているミス・パリ・グループの指導があった。

日本到着の翌日に、ミス・パリのコンシェルジュから日本の“おもてなし”を、日本語の挨拶から所作に至るまで、みっちり伝授されていたのだった。

ジャパニーズフード、おいしすぎて太りそう…

今回ミスたちは、大宮北高校の生徒と「ビジット・ジャパン」のイベントに参加したり、日本舞踊、茶道などの伝統文化体験、農業民泊体験や福島県川内村への訪問など、毎日が“生まれて初めて”の連続だった。

印象的だったのは、行く先々で、「わー、背が高い」「きれい!」と大歓待されたとき。握手や写真撮影要請に、笑顔とお辞儀で積極的に応じる姿は“ミス”の風格だが、転じてセルフィースティック(自撮り棒)を持てば、みんなで頬寄せて変顔する、ルンルンのツーリスト。フツーの女子に戻る。

「だって、おいしすぎるんだもの」。ブッフェランチでは、「これ以上ライスを食べちゃダメ…」と呟つぶやきながら誘惑に負け、お代わりも。

そうかと思えば、東京大学の宇宙工学講座の聴講後、高度な質問や意見が飛びかい教授が感心する場面も。自然体のミスたちは、間違いなくキュート、そして賢かった。

日本は楽しいけれど、遊びに来たわけじゃないから…

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写真撮影は「前に出たもん勝ち」。とはいえ、優勝したインドネシア代表のケビンさんは、どちらかというと後列でよしとするタイプだった
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総勢69名の中から、入賞できるのはたった5名。賞金については、優勝者は300万円、2位が100万円、3位が50万円と、優勝と2位の200万円の差はかなり大きい。

ミスたちは、おおまかに英語、スペイン語、フランス語など言語グループごとに行動することが多い。化粧品を貸し合ったり、“同志”として和気あいあいである。

が、自分が負けるとは誰も思っていない。どんなに朝早くても、化粧と衣装選びには手を抜かないし、肌寒い日でもカラフルなノースリーブにハイヒールで移動。訪問先での写真撮影の際には、さっと前列の位置をキープ、カメラマンが待ち構えているときには、誰よりも先に前に出て笑顔でポーズを作るのは当たり前。「優勝しなくちゃ意味がない」のだ。

撮影/坂本道浩

※女性セブン2017年12月21日号

 

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