
2021年4月に亡くなった田村正和さん(享年77)の個人事務所の代表などを務め、稀代の名優を公私にわたって支えてきた妻の和枝さんが2024年10月に急逝していたことが『女性セブン』の取材で分かった。
ふたりの出会いは1968年。友人宅で開かれたパーティーで顔を合わせ、田村さんのアプローチで交際を開始。1970年に結婚すると、「女性は結婚したら家庭に入るべき」という彼の考えを尊重した和枝さんは三歩下がって夫を支えた。
「私生活を明かさないことを信条とした田村さんは、人前では食事すらとらないことを徹底していましたが、その分、自宅でのだんらんをとても大切にしていました。家族での夕食を楽しみにしていた田村さんのために、和枝さんは自慢の料理をテーブルに並べて帰りを待ったそうです」(和枝さんの知人)
田村さんは1966年に松竹大船撮影所から独立して以来フリーで俳優業を続けたが、結婚後の1976年に個人事務所を設立した。
「和枝さんは娘さんが結婚した後、事務所の役員となり、身の回りのことや財務の面で田村さんをサポートしていました。田村さんが亡くなった後には代表取締役に就任。事務所を畳むという選択肢もあったと思いますが、田村さんをいちばん近くで見てきた和枝さんにその考えはなかった。“田村正和の功績を守りたい”という強い思いがあったのでしょう。ただご自身も高齢でしたから、のちに代表取締役のバトンを娘さんに託しました」(芸能関係者)

そして和枝さんは、田村さんの“遺言”にも向き合った。1988年に田村さんは神奈川県横浜市の霊園に「生前墓」を購入した。生前墓には“自分の墓を守ることで自身の長寿を願い、健やかに人生の使命をまっとうする”という意味がある。田村さん夫妻も生前はふたりで生前墓に足を運び、田村さんが亡くなってからは和枝さんが墓を守った。
「正和さんは墓石の向きや形、配置のバランスなどから運気を呼び込むことができるという考えの『墓相学』を大切にしていたそうです。生前墓を建てた霊園には専属の墓コーディネーターがいるのですが、彼は外部のコーディネーターにも相談していました。それだけ強いこだわりがあったのでしょう」(田村家と親しい関係者)
2月5日発売の『女性セブン』では、引退後の田村さんの私生活や和枝さんと交際時や結婚後の秘話、「田村姓」を残すことへの“思い”などについて詳報している。