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50代の失敗しない服選び|ナチュラルコーデのコツはメンズも賢く取り入れる

あれほど大好きだった服がしっくりこなくなった! アラフィフ世代を迎えて、服選びに頭を悩ます人は少なくない。そこで、50才を過ぎても素敵な着こなしで話題の“ファッション賢人”に、この悩ましい時期をどう乗り越えたか、リアルな体験談&テクニックを聞いた。

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教えてくれたのは、静岡県沼津市で器と雑貨の店『hal』を営む後藤由紀子さん(51才)。近著に『50歳からのおしゃれを探して』(KADOKAWA)がある後藤さんが取り入れている、メンズも取り入れたキュート&ナチュラルコーデのコツとは?

似合わないものは無理せず、視野を広げてメンズも

「去年まで着ていた服がしっくりこないと思ったのが50才の時。どう乗り越えたらいいのかと、ちょっと上の世代のかたにお話を聞いたことがありました。すると、“Tシャツが似合わない? じゃあ着なければいいんじゃない?”と…。目から鱗でした。そうか、無理はせず、今似合うもの、好きなものだけ着ればいいんだって」

と、穏やかに語る後藤さんは、静岡の人気雑貨店halの店主としての顔を持つほか、センスのある着こなしやライフスタイルが注目され、たびたび雑誌等で紹介されてきた。そんな後藤さんにも訪れた“似合う服がない病”。それは、改めて服について考えるきっかけに。

「昔着ていた服にこだわらず、視野を広げてみようと思いました。先輩たちの言う “着ない”選択もアリだし、 “メンズアイテム”から選ぶのもアリ。しっくりくるワンピースがなければ“作る”のでもいい。今までの思い込みを取り払いつつ、より心地よく、好きなものに集中していったら、またファッションが楽しくなりました」(後藤さん・以下同)

体のラインを大胆にカバーするコクーン型のアウター、ちょっと低めな153cmの身長を高く見せる厚底シューズ…。柔らかさと可愛らしさがありながらも、子供っぽくはならない。無理のない着こなしが、より後藤さんの個性を際立たせている。

オフホワイトのコートは縦長ラインですっきり

グレーのリネンワンピースにガウンのようなコートを羽織り、ベージュの手提げバッグを持った女性
首回りはスッキリ見せ、縦長効果抜群のコート、ラクに履ける厚底シューズ。シルエットも風合いも“柔らかい”が心地いい
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リネンのワンピースは後藤さんデザイン。

「首まわりは開襟でスッキリ。ウエストは隠しつつ広がりすぎないデザイン。ロング丈で脚もカバー。ガウンのようなコートで縦ラインをきかせています」

fogとのコラボワンピース2万6950円/hal、コート・ストール/evam eva、靴/ダンスコ、バッグ/リュトモス

リネンワンピースにストールを首にぐるぐる巻き、手にバッグを持った女性
脱いだら、ストールぐるぐる巻きで視線を上に
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スッキリ見せの白シャツとロングカーデで体形隠し

ベージュのロングスカートに白シャツ、黒のコートを羽織って手にバッグを持った女性
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「薄手でロング丈のカーディガンは温かく、体形カバーにもなる優秀アイテム。白シャツはナチュラルテイストに馴染みがいいオフホワイトを選んでいます」

コート/ラプレ、シャツ・スカート/マーガレット・ハウエル、カーディガン/n100、靴/トリッペン、メルカドバッグ7480円/hal

ベージュのロングスカートに白シャツ、グレーのロングカーディガンを着て手に黒のコートを持った女性
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コンプレックスを包み込むコクーン型のコート

白地に黒の花柄スカート、紺のコートを着てモヘアのスヌードを巻いた女性
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コクーン(繭)型のコートが、体形を大胆にカバー。モヘアのスヌードと手袋でより柔らかい印象に。

「ニットはユニクロのメンズ(S)。スッキリシルエットでラインを拾いすぎないので気に入ってます」

コート/ラプレ、ニット/ユニクロ、スカート/コム・デ・ギャルソン、靴/ダンスコ、バッグ/evam eva、スヌード・手袋/ヨーガンレール

白地に黒の花柄スカート、紺のVニットを着た女性
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定番のトレンチコートはこう着こなす!

トレンチコートに赤のチェックストールを羽織った女性
真っ赤なストールでスクールガール風
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「堅すぎないラグラン袖をチョイス。柔らかさもあり、他のアイテムとの相性もいいんです」

コート/アクアスキュータム、ストール/ジョンストンズ、靴/パランコ、バッグ/プランテーション

ショートヘアなら特に!アクセサリーは小さくても必須

最後に、賢人の愛用品をご紹介。

テーブルの上に置かれた天然石の連なったネックレスやリング、ビーズのピアス
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「年齢不詳になりがちな年代。おじさんに間違われないよう(笑い)アクセサリーは必ずつけます。華奢なデザインが好きです」

50才を過ぎて自分らしさをより追求するようになったという後藤さん。

白と焦げ茶色の厚底靴
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Vネックのストライプ柄ワンピースとベージュのワンピース
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「厚底の靴は私の相棒。ガーゼワンピースはao daikanyamaとコラボした新作(左・2万8380円、右・2万5080円/hal)です」

撮影/平林直己

※女性セブン2020年2月27日号

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