秋篠宮妃紀子さまは淡い色合いの和装をお召になることが多く、眞子さま、佳子さまも淡い色、ペールトーンの洋服をよく着こなされている。そこで、春らしさが満点の秋篠宮家の母娘のファッションをチェックしてみよう。
さりげない花柄が奥ゆかしく上品な和装スタイル
春の花というと、桜や梅など、どちらかというとかわいらしく大人の女性が着ると幼くなってしまう花柄のイメージが強いが、紀子さまのお召しになったお着物は、柄自体が淡く主張は控えめ。描かれた花は、杜若(かきつばた)か菖蒲(しょうぶ)と思われる。さりげない花柄が、奥ゆかしく上品な印象を強くしている。帯どめのパールと、手元のパールの指輪がキラリと存在感を放ち、ほどよく和洋折衷させているあたりから、おしゃれ度の高さがうかがえる。(2020年2月18日)
ペールトーンの春めく着物スタイル
白に近いがほんのりグリーンがかって見える、ペールトーンの着物は、春の気配を感じるさわやかな配色。以前から、紀子さまは、淡い色合いで、装飾や加工が華美でない、軽やかな印象の着物を好まれるようだ。どちらかというと地味目の着物だが、帯の梅と思われる花柄がポイントになり、春を感じさせていた。花柄自体は大ぶりだが、色味はこちらも控えめで、派手さをセーブ。とはいえ、控えめでも大ぶりの花柄を差し込むことで、可憐な雰囲気が漂う。(2020年1月22日)