忙しいときや料理をするのが面倒なひとりごはんの日に便利な冷凍宅配弁当。いろいろな企業がサービスを展開していますが、冷凍弁当って味がよくなさそう、便利な分コスパが悪いのでは?というイメージはありませんか? まさにそんな理由から冷凍宅配弁当を利用したことがない期待値低めの編集部員が、池田エライザさん出演のテレビCMも印象的な「nosh(ナッシュ)」を実際に試してみました。
noshの特徴について
「ナッシュで楽に、ヘルシーに」という一度聴いたら耳から離れないCMソングの通り、楽でヘルシーなのがnoshの魅力。クール便で届く弁当は主菜(主食)1品+副菜3品の構成で、電子レンジで5分前後加熱すればすぐ食べることができます。
nosh独自の栄養基準
noshでは、独自に設けた糖質30g以下 ・塩分2.5g以下の栄養価基準のメニューを自社のシェフと管理栄養士が開発しているそうです。自炊だと糖質の計算が面倒という人や塩分の摂りすぎが気になる…という人も、健康に配慮し食事を簡単に摂ることができますね。
毎週新作メニューが3品登場
メニューはハンバーグや唐揚げといった定番のメニューのほか、肉豆腐や筑前煮などおなじみの和食もあり、好みに合わせた和洋中のメニューが豊富に揃っています。60種類以上のラインナップで、ただでさえどれを選ぶか迷ってしまいそうなのに、毎週新作が3品登場することにも驚き。
さらに、『ポムの樹』や『道とん堀』など人気店とのコラボメニューもあり、外食を我慢しがちなコロナ禍にも重宝しそうです。
そのほか、糖質制限をしているときにうれしい、糖質控えめのパンやスイーツもあるのがうれしいところ。なお、パンやスイーツは3~4個1組で、お弁当1食分としての注文になります。
noshの使い方や金額は?
メニューを見ながらすでに、「どれを選ぼうかな」とわくわくしていましたが、定期購入の条件をチェックしないことには導入に踏みきれません。自分の生活に合った注文ができるのでしょうか?
食数と配送タイミングで生活に合わせて利用可能
6食、8食、10食のプランがあり、配送は1週間ごと、2週間ごと、3週間ごとの3パターン。配送頻度にかかわらず、1食あたりの金額は「6食プラン」だと698円、「8食プラン」だと623円、「10食プラン」だと599円です。これに1000円程度の送料が加算されます(お届けエリアにより送料が異なります)。
コンビニやスーパーのお弁当と同等か少し高いくらいの値段ですが、購入を継続すると毎回割引率がアップ。例えば会員資格を継続し、「10食プラン」で累計170食を超えると最安値の1食499円になるので、これはかなりお得かもしれません。
もちろん、コースの利用回数の縛りなどはないですし、2回目以降は期日までに手続きをすればスキップもできるので長期で家を空けるときなども安心です。
体験した編集部員の場合は…
我が家の場合は夫婦2人暮らしで、お互いリモートワーク中心ですが、ランチは自炊とテイクアウトが半々くらい。夜はあまり外食に出かけないものの、外出や仕事に集中して気付けば遅い時間で適当なもので済ませるということも週2~3回あるので、ランチと夕食の両方で食べることを想定して8食プランを頼んでみることにしました。
おすすめのお弁当、パンやスイーツの味は?
注文したのは、『にんにく醤油から揚げ』、『飴色玉ねぎのビーフカレー』、『ぶりのみぞれかけ』、『四川風エビのピリ辛』、『アッシパルマンティエ』、『ポムの樹監修オムライス』、『ロールケーキ(プレーン)』(3個)、『糖質ハーフチョコクロ』(3個)の8食分(2022年11月30日時点)。
肉と魚介、和洋中と満遍なく食べられるように、というのはもちろん、実はいちばんこだわったのは、家ではできるだけ作りたくない揚げ物と自分のレパートリーにない料理を選ぶことです。初めて名前を聞いた『アッシパルマンティエ』も、メニューに説明が書いてあるので興味津々でオーダーしました。
そして、『サンマルクカフェ』に行くたびおいしそうなニオイに食欲をそそられながらも、いつも我慢していた「チョコクロ」のnoshコラボ『糖質ハーフチョコクロ』は絶対に試してみたいと思っていたもの。こちらと、スイーツからはスタンダードなプレーンのクリームが入った『ロールケーキ』をチョイスしました。
想像以上の味!とくに中華系がイチオシ
到着日、家に届いた大きな段ボール箱を見て、「これ、冷凍庫に入り切るかな…」と思ったのが最初の感想。この数日でなるべく冷凍庫を空けるようにしていたので、なんとか8食分が入ったけれど、10食だったら入らなかったかもしれない……。1度に多く買った方がお得とはいえ、購入前に冷凍庫のサイズと相談する必要がありそうです。
ちなみに、段ボール箱の中身は特に説明書などもなく、1食分ごとのボックスとスイーツやパンだけが入っています。
解凍時間はパッケージに書いてあり、難しいことは何もないので余計な紙類が入っていないのはエコですし、説明用紙を失くしてしまった!と焦ることもなくていいと思います。
注文した食事メニュー6種で、とくに我が家で評判がよかったのは『ぶりのみぞれかけ』と『四川風エビのピリ辛』。
魚介類は冷凍からの電子レンジ加熱でも普通の調理と食感が変わらず、冷凍庫から出して5分程度でこれが食べられることに感激でした。
『ぶりのみぞれかけ』には大きな切り身が、『四川風エビのピリ辛』はぷりぷりのエビが8尾も入っていて、満足度高め! また、「nosh」は塩分に配慮していることもあって、味が濃い市販のお弁当を好まない夫も「これならまた食べたい」と気に入った様子でした。
主食系は低糖質のレジラ米など米の代替品が使われているので、好みは分かれると思いますが、「ダイエット中だけどカレーが食べたい!」といったわがままな願いを叶えてくれるメニューです。
また、副菜の組み合わせはかぶりなしというのも、飽きずに食べられるうれしいポイント。今回食べてみた6品はすべて違う副菜でした。
紙のケースに入っているので、食後はさっと洗って水で紙を湿らせれば、コンパクトに折り畳んで捨てることができて、片付けもらくらく。忙しい日の味方になってくれそうです!
スイーツ&パンも満足度高め
糖質が気になって、普段は我慢しているスイーツも「nosh」なら糖質控えめでうれしい! 『ロールケーキ』は3個組で1食分となるので、1個あたりは200円弱。コンビニスイーツと同じくらいの価格で糖質控えめのスイーツを食べられるのはうれしいですね。
ふんわりとしたクリームは口どけもよく、糖質オフ感なし! スポンジは普通のロールケーキとは少し違いますが、そのあたりはたっぷりクリームがフォローしていて、スイーツを我慢している人には救世主といえそうです。
そして、期待していた『糖質ハーフチョコクロ』。お店の焼きたてサクサクな生地ではないのですが、焼けたチョコをかじるとお店の「チョコクロ」を彷彿とさせます。
シンプルにチョコクロワッサンとしておいしいし、朝ごはんや罪悪感が少ないおやつとして活用できるので、これは夫婦揃ってリピート希望のアイテムでした!
noshを実際に使ってみて感じたこと
電子レンジでの解凍加減を失敗してしまう、野菜のおかずが水っぽくなってしまう、配送初日は冷凍庫がかなり埋まるなど、冷凍弁当のデメリットがまったくないというと嘘になります。
でも、買い物に出なくてもすぐに食べられる、スーパーやコンビニの弁当のように味が濃すぎないので食べやすい、糖質が少なめなので夜に食べても罪悪感が少ない、など、弱みを上回るメリットの方が多いように感じます。
便利さに加えて、「次はこれを食べてみたい!」と夫婦でメニューを選ぶ楽しさもあって、ぜひ継続して利用してみたいと思いました。