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大掃除シーズン到来!「高圧洗浄機は“使える”?」意外な使い方や選び方を家電ライターが解説

ケルヒャー『高圧洗浄機 K 4 プレミアム サイレント』で窓の掃除をしている
玄関前や外壁、洗車などに便利と評判の高圧洗浄機。実際に買って活躍の幅はどれほどなのか(写真はケルヒャー『高圧洗浄機 K 4 プレミアム サイレント』)
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大掃除シーズンが始まっています。寒さが本格化する前に行いたいのが、外壁や玄関前などの屋外。こうした掃除に便利だと言われているのが高圧洗浄機ですが、「結局大掃除の時期しか活躍しないのでは?」、「集合住宅でも使える?」などの不安から、なかなか購入に踏み切れない家電でもあります。そこで今回、家電ライターの田中真紀子さんに、高圧洗浄機のメリット・デメリットを教えてもらいました。

高圧洗浄機とは? どこの掃除に使える?

まず、高圧洗浄機とはどういうものでしょうか。

「高圧洗浄機というのはその名の通り、高圧の水を噴射することで、その力により汚れを落とす洗浄機です。イメージとしては、ホースの口を指でつぶすと、隙間から勢いよく水が出てくるようなもので、実際は水道水の数倍の水圧の水が噴射されます」(田中さん・以下同)

高圧洗浄機
家の壁がもっとも重宝(Ph/イメージマート)
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洗浄に使える場所は、次のとおり。

「高圧の水で一気に洗い流せるので、もっとも重宝されるのが戸建などの家の外壁。手が届かない場所にも届きやすく、こすり洗いせずに汚れが落とせます。また窓や網戸に溜まった汚れ、ベランダや玄関のたたき、テラス、駐車場などに積もった泥汚れを流したり、ブロック塀にこびりついた苔などを落とすこともできます。洗車に活用している人も多いです」

浴室のぬめり落としもお手のもの

そして、意外にも屋内のこんな場所でも使えるとか。

「高い水圧を利用して、浴室のぬめりなどを落とすこともできます。ユニットバスなどは、エプロンカバーを外すと複雑な形状をしているため、ここも高圧で洗浄することで、手が届かない場所のカビも落としやすい。こびりつくと取れなくなる汚れは早めに落とすといいでしょう」

ゴシゴシこする必要なし!労力や時間が大幅に軽減

高圧洗浄機のメリットは、なんといっても洗浄のしやすさ。

「水道水より高圧な水で洗い流せるので、ゴシゴシこすったり、洗剤を使ったりせずに落とせる汚れが多いです。短時間で掃除が終わり、爽快感が得られます」

買う前にチェックしたい3つのポイント

一方、こんな注意点も。

製品によっては近所迷惑になりかねない大音量

「特に集合住宅に住む人は、高圧にするときに出る音をチェックしましょう。

高圧洗浄機には水冷式と空冷式という2つのモーター形式があります。水冷式は、取り入れた水でモーターを冷やすのに対し、空冷式は、自然に取り入れた空気を冷やす作業過程でどうしても大きな音が出てしまいます。

空冷式のほか、水冷式の中でも製品によっては、高圧にするときに大きな音が出ます。本来外で使うものなので、マンションなどの集合住宅で使う際や、戸建てでも使う時間帯に注意しないと、近所迷惑になる恐れがあります。

音が気になる場合、最近では『静音式』をうたう製品も増えているので、静音式の中から選ぶとよいでしょう」

自宅の水栓は、付属のホースをつなげられる形状か?

次に、自宅の水道の水栓につなげられるかどうかをチェック。

「高圧洗浄機は水道の水栓とつないで使いますが、最近では水道の水栓も多様化しており、付属のホースが付けられない場合も多々あります。その際は、別途アダプタを購入するか、いったんバケツなどに水を溜め、そこに自給用ホースを入れるという使い方になるので、事前にチェックが必要です」

手軽に使える重量か

3つ目は、本体重量です。

「静音式や、洗浄効率のいい高圧なタイプは、本体が大きく重くなる傾向にあります。場合によっては15kgを超えるので、重量と圧力のバランスを考えつつ、使いこなせそうなものを選ぶといいでしょう。なお高圧洗浄機の多くは外で使う性質上、濡れても問題ない構造にできています。そのため、ガレージや物置に保管することは可能です」

本体に車輪がついていたとしても、大きくて重いものを動かすのは一苦労。少しでも軽いものを選び、洗浄場所に近いところに保管しておきたいですね。

以上を踏まえて、比較的静音で、より高圧な高圧洗浄機を2種、教えてもらいました。

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