11月にはいり今年もあとわずか。これからパーティーなどで特別感のある装いを着る機会が増える時期です。リッチ感もあり、秋冬感満載の「ベロア素材」「スウェード素材」も活躍のシーズン。皇后雅子さまも10月下旬の天皇賞ご観戦の際にもスウェードアイテムを取り入れていました。そこで、これまでの雅子さまの秋のベロア、スウェードファッションを振り返ります。
胸元のメッシュデザインが目を引く大人の肌見せスタイル
1998年10月、光沢感のあるベロア素材のモスグリーンのワンピースで、ボローニャ歌劇場の日本公演をご鑑賞になった雅子さま。
雅子さまがお召になったのが胸元がメッシュデザインになったベロア素材のワンピース。カフス部分もゴールドのボタンが並ぶなど、デザイン性が高いワンピースなので、雅子さまはあえてアクセサリーを控えめに。深みのあるモスグリーンと、ベロアの素材感も季節感たっぷり。ゴールドのチェーンバッグもアクセサリーのようにポイントになっています。
ベロア素材の濃淡で表情豊かなセットアップは大人の気品たっぷり
1999年12月、科学技術館展示室を見学されるヨルダンのラーニア王妃(当時)をご案内する雅子さまはお気に入りカラーのボルドーのセットアップをお召しに。
襟元やポケットに異素材のデザインがあしらわれたベロア素材のツーピースは、リッチな雰囲気。ベロアの生地の面積が大きく、動くたびに素材の濃淡が違って見え表情も豊かなうえに、気品もたっぷりです。