2024年1月14日、マルグレーテ2世女王の退位に伴い、フレデリック王太子が国王に即位し、メアリー王太子妃は王妃になりました。クリスチャンスボー城のバルコニーにフレデリック国王と共に登場。大勢の国民の前で、互いの手を取り合い、キスを披露しました。注目を集める新たなクイーンはどんな人なのか、国王との出会いや交流関係などを紹介します。
異国の王子との出会いはシドニー・オリンピック
メアリー王妃はオーストラリアのタスマニア島出身。タスマニア大学で法律と商学を学び、シドニーの広告会社に勤めていました。2000年のシドニー・オリンピック開催時に共通の友人を通じてフレデリック国王と出会いました。その後、遠距離恋愛を続け、2001年にデンマークのコペンハーゲンに移住。2003年に婚約、翌年に結婚しました。
一般人でオーストラリア出身のプリンセスが誕生したことは、ヨーロッパのみならず、地元のオーストラリアのメディアでも大きく取り上げられました。結婚後は4人の子供の母になり、王位継承第1位で昨年、18歳になった長男のクリスチャン王子、16歳のイサベラ王女、そして2024年1月8日に13歳になった双子のヨセフィーネ王女とヴィンセント王子がいます。