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今こそ注目の「クレカ積立」!新NISA開始とともに上限額を10万円に引き上げる動き

木のブロック、砂時計、小銭
ポイントが溜まるなどのメリットがあるクレカ積立(Ph/photoAC)
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新NISAが始まったこともあり、一段と注目が高まっている積立投資。実は、クレジットカードでも積立投資が可能であり、さらにポイントが貯まるというメリットも。節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに、詳しい仕組みを教えてもらいました。

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クレジットカードで積立投資ができるクレカ積立

クレジットカード積立(以下、クレカ積立)とは、クレジットカードを利用して積立投資を行うことができるサービスのことです。一般的な積立投資は、あらかじめ決めた引き落とし日までに証券口座もしくは指定した銀行口座に入金しておくと、継続して積立投資が行われます。一方、クレカ積立は積立投資額がクレジットカードで決済されるというものです。

クレカ積立では、引き落としではなくクレジットカードで決済される(Ph/photoAC)
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クレカ積立ならポイントが貯まる

一般的な積立投資とは異なり、クレカ積立の場合は積立金額に応じてポイントが貯まる点が大きなメリットです。ポイントの付与率はサービスによって異なりますが、毎月の積立金額に対して0.5~1%程度のポイントが貯まるサービスが主流です。

毎月の入金の手間を省くことができる

毎月証券口座や銀行口座に入金しておく必要がない点もクレカ投資のメリットです。クレジットカード利用代金の引き落とし口座を普段使っている口座に設定しておけば、自動的に資産形成を行うことができます。

クレカ積立の積立可能額は毎月5~10万円まで

メリットの大きいクレカ積立ですが、いくつか注意点もあります。2024年1月現在、毎月のクレカ積立による積立投資の上限額は証券会社によっても異なりますが、5万円もしくは10万円です。この額を超えてクレカ積立を行いたい場合は、複数のサービスを併用することになります。

2枚のクレジットカードと封筒に入った現金
カードによって異なるクレカ積立(Ph/photoAC)
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どのクレジットカードでもクレカ積立ができるわけでない

また、クレカ積立はどのクレジットカードでも行えるわけではありません。楽天証券を使う場合は楽天カード、SBI証券を使う場合は三井住友カード(NL)と、利用可能なクレジットカードと証券会社の組み合わせが決まっています。

自分にあったクレカ積立サービスを選ぶことが大切

クレカ積立サービスは複数ありますが、それぞれポイントの付与率や購入可能な投資信託も違うため、自分にあったサービスを使うことが重要です。

楽天経済圏の人におすすめの楽天証券×楽天カード

楽天経済圏の人は、楽天証券と楽天カードの組み合わせでクレカ積立をするのがおすすめです。普段から楽天カードを使っているのであれば新たにカード発行の手間がなく、楽天証券で証券口座を開設して始めることができます。一方で、ポイント付与率がファンドの代行手数料および楽天カードの種類に基づいて判定されるので、やや複雑な面もあります。

またポイントの付与率などの変更が比較的多く、気付かぬうちにポイント付与率が下がっていて、思っていたよりポイントが貯まっていない、といったことになる可能性がある点には注意しましょう。

とはいえ、銀行口座から引き落としにした場合、ポイント付与の対象外ですので、多少なりともポイントが付くならお得と考えることもできるでしょう。

2枚のクレジットカード
ポイント還元率はクレジットカードにより異なるものの、引き落としよりもお得に(Ph/photoAC)
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ポイント付与率が最大5%になるSBI証券×三井住友カード(NL)

SBI証券と三井住友カード(NL)の組み合わせでは、三井住友カード(NL)の種類によってポイント付与率が異なり、通常のカードでは0.5%、ゴールドカードでは1%、プラチナプリファードカードでは5%となっています(https://www.smbc-card.com/mem/for_sbi/plan/pop/index.jsp)

ゴールドカードやプラチナプリファードでは年会費がかかりますが、ゴールドカード(NL)の場合は、年間100万円の利用等で年会費5500円が永年無料になりますし、プラチナプリファードでは毎月5万円のクレカ積立をすれば年会費33,000円の9割に相当する3万ポイントが溜まるため、実質3000円の年会費で済む計算になります。

通常のポイント付与率が高いマネックス証券×マネックスカード

マネックス証券とマネックスカードのクレカ積立はポイント付与率が1.1%と、ゴールドカードなどではないスタンダード(通常)のクレジットカードでのクレカ積立の中ではトップクラスとなるポイント付与率が魅力です(https://info.monex.co.jp/service/monex-card/index.html)

年間に一度もカードを利用しなかった場合は550円の年会費がかかりますが、クレカ積立もカード利用の対象となりますので、マネックスカードでクレカ積立を行う場合は気にする必要はありません。

新NISAでもクレカ積立は可能

2024年1月から始まった新NISAでもクレカ積立に対応している金融機関はあります。毎月のクレカ積立の上限を10万円に引き上げた証券会社や「対応予定」と発表する証券会社も増えてきています。毎月10万円であれば新NISAのつみたて投資枠の年間投資枠120万円をフルで利用することも可能となります。

パソコンのキーボードとグラフ
新NISAのつみたて投資枠をうまく活用するのが◎(Ph/photoAC)
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また、クレカ積立ももちろん投資である以上、リスクを伴います。無理のない積立額や自分にあったサービスを吟味して、自己責任で行うようにしましょう。

※サービスやポイント付与率などの情報は2024年1月現在のものであり、変更される場合もありますので、最新の情報を確認してからサービスを利用するようにしましょう。

◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん

丸山晴美さん
節約アドバイザー・丸山晴美さん
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節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/

構成/新藤まつり

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