2024年2月23日、天皇陛下が64歳の誕生日を迎えられました。午前中の一般参賀は、コロナ禍以降では初めて、4年ぶりに事前の抽選がない形で行われました。皇后雅子さまは、ダークブルーのベルベット素材のダークブルーのドレス姿でお目見えし、集まった人たちに手を振られていました。
ベルベット素材のダークブルーのドレスは襟元と袖口の装飾がポイント
冷たい雨の中、開門時刻の午前9時半には5939人が列になるほど、早朝から多くの人が集まった一般参賀。雅子さまはベルベット素材のダークブルーのドレスをお召しになりお出ましに。こちらのドレスは、2018年12月23日の上皇さま(当時は天皇陛下)の誕生日の一般参賀でもお召しでした。
このドレスは、ハイネックやロングスリーブデザインと、雅子さまのお気に入りが詰まったローブモンタント。ダークブルーのシックな色合いながら、襟元と袖口にビーズの装飾が施され、さりげなく輝きを放っています。パールのイヤリングにゴールドのブローチをつけられ、華やかさをプラス。シンプルながら細やかなアイテムで華やかさを添えたコーディネートでした。
昨年の天皇誕生日の一般参賀でもお気に入りカラーのロイヤルブルーのドレスをお召しだった雅子さま。ベルベット生地やブレードの紐細工など、動くたびに生地の色が変わて見えるエレガントなデザイン。今回のドレス同様に、キラキラと輝くビーズの装飾が素敵でした。このときのドレスも、2020年の講書始の儀、昨年の歌会始の儀でもお召しになっていたもの。ひとつの物を大事にされ、長く着回しされている雅子さまのお心遣いを感じます。
愛子さまや佳子さまもブルー系のドレスでお出迎え
長女・愛子さまや秋篠宮殿下、紀子さま、次女の佳子さまのお姿も。紀子さまは、明るいイエローのドレス、愛子さまと佳子さまは雅子さまと同じくブルー系のドレスをお召しでした。
天皇陛下は、「冷たい雨が降る厳しい寒さの中、誕生日にこのように来ていただき、皆さんから祝っていただくことを誠にありがたく思います。皆さん一人一人にとって穏やかな春となるよう祈っております。皆さんの健康と幸せを祈ります」と述べられたほか、記者会見では地震で甚大な被害を受けた能登への思いや、今年、大学を卒業される愛子さまの成長についても語られました。
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