年齢を感じさせるパーツといえば、顔や首などが挙げられますが、実は普段酷使する手や爪も、エイジングサインが表れやすい場所。保湿などのケアは顔や首だけでなく、手までしっかり行いたいものです。そこで今回、保湿はもちろん、リラックス効果も期待できる最新・ハンドケア家電を、美容家電に詳しい家電ライターの田中真紀子さんに教えてもらいました。
潤いや血行促進が期待できるハンドマッサージャー
手や爪のケアといえば、ハンドクリームによる保湿のほか、マッサージをして血行促進させることや、UV対策用の手袋をすることが挙げられます。家電でこうしたケアができるものはあるのでしょうか。
「いまは、そうした基本的なハンドケアを、家電でサポートすることは可能です。
たとえばハンドマッサージャーを使えば、手を入れておくだけで手のひらから指先までマッサージしてくれます。ハンドクリームを塗って行うと手になじませることもできるので一石二鳥です。さらにヒーター付きのものを使えば、ハンドクリームがよりなじみやすくなりますし、温感によって血行がよくなる効果も期待できます。
ほかにも保湿効果を期待するなら、フェイス用のイオン導入器を使ってみてもいいですし、ハンドケア専用のイオン導入やEMSマシンもあります」(田中さん・以下同)
電動爪磨きも登場
ネイルケアについては、こんなサポート家電も。
「いわゆる爪磨きが電動でできるものがあります。爪磨きと同じ工程で、粗めのやすりで表面をならしてから細かいやすりで磨き上げるもので、やすり側が自動で回転してくれるので、爪を当てるだけでOK。手を動かさずにきれいに磨き上げられるので便利です」
電動タイプなら、不器用な人でもきれいに整えられそうです。
ハンドケア家電はお風呂上がりに使うとベター
こうした家電は、どのタイミングで使うとよいのでしょうか。注意点とあわせて教えてもらいました。
「ハンドマッサージャーはいつ使っても問題ないと思いますが、1日の疲れを取りたいなら、夜寝る前のお風呂上がりに使うといいでしょう。お肌も柔らかくなっているので、ハンドクリームを塗ってから使うと、よりしっとり感を得られそうです。ハンドクリームを塗ったらマッサージャーが汚れないよう手にビニール手袋をはめてから使うといいですね。パック効果もあって、保湿アップも期待できます。
また電動ネイルケアも、お風呂上がりに使うのがベター。爪が柔らかくなった状態や、弾力があるタイミングのほうがダメージを受けにくいからです。ただし削り過ぎると爪自体がもろくなったり、指先を使う際に痛みを感じやすくなるので慎重に」
なお、ハンドマッサージャーは、他の部位のマッサージャーと同様、使用してはいけない人がいます。たとえば血栓症や各種皮膚炎、皮膚感染症などの症状があり、医師からマッサージを禁じられている人は症状が悪化する恐れがあるため、注意が必要です。健康に不安がある人は、使う前に医師に判断を仰いでみましょう。
さて、田中さんのおすすめのハンドマッサージャーは? 以下の2点を紹介します。