いよいよお花見シーズンの到来! ウェザーニュースの「第七回桜開花予想」(3月19日発表)によると、2024年の桜の開花は関東から西では平年並のところが多く、九州や東海の一部では平年より遅くなるそう。早いところで、3月23日に広島、24日には東京、福岡、高知、岐阜で開花する見込みです。お花見をするなら早速予定を立てましょう。もちろん、準備も抜かりなく。家電ライターの田中真紀子さんに、お花見をいっそう盛り上げてくれるサポート家電を挙げてもらいました。
お弁当が手早く簡単に作れる家電
「花より団子」と言いますが、屋外でシートを広げて行う花見では、食べ物と飲み物の準備は必須。忙しい人でも時間をかけず、不器用な人でも簡単に、かつ“映える”お弁当を助けてくれるアイテムとは?
ホットサンドメーカーや炊飯器のおこわモードで“映える”弁当のできあがり
「主食や副菜のおかずは、以下の家電で手軽に作れるでしょう」と、田中さん。
「例えばサンドイッチなら、ホットサンドメーカーを使えば、食材をセットしたパンを本体に挟むだけでおしゃれなホットサンドのできあがり。厚めのホットサンドが作れるものなら、カラフルで具沢山なサンドイッチが作れるでしょう。お弁当の定番、唐揚げを用意したいなら、油で揚げないノンフライオーブンで作ると、油の準備や始末の手間も減って楽です。
また赤飯弁当も華やかでいいですね。お赤飯は多くの炊飯器では『おこわ』モードで作れますし、専用の『赤飯コース』を用意している機種もあります。炊き上がったお赤飯に、桜の塩漬けを添えると、お花見感がアップします」(田中さん・以下同)
花見の席で“できたてジュース”を作れるコードレスブレンダー
飲み物はお酒もいいですが、花見の席でできたてのフルーツジュースを作るのも、さらに気分が上がりそう。
「そんな時に役立つのが、ブレンダー。最近はコードレスタイプも増えています。あらかじめカップの中にフルーツなどを入れておき、お花見の場で仕上げればフレッシュなおいしさが楽しめます」
お花見の場をさらに盛り上げるアイテム
お花見を最高に満喫すべく、必須アイテムをチェックしていこう。
防寒・防暑アイテムは必携
寒暖差が激しい昨今。特にお花見の季節は一週間、1日の間でも気温の差が大きいことが多いので要注意です。
「暑くなりそうなときはコードレスのハンディファン(小型扇風機)、寒くなりそうなときは充電式の電熱ブランケットを持って行くことをおすすめします。
夜桜を楽しむなら、LEDランタンを用意しておくとお弁当が見やすく、ムーディーな雰囲気も演出できそう。音楽OKの場所であれば、Bluetooth搭載のスピーカー付きランタンもいいですね」
いずれも、事前のフル充電はお忘れなく。あるいは、少し荷物になりますがポータブル電源も持参すれば、万一の時も安心です。
寒い日のお花見に備えて、ホットドリンクメーカーを
また、飲み物を作れる家電、いわゆるホットドリンクメーカーで冷えた体を温めるのもいいでしょう。
「ポータブルのガスコンロや、ポータブル電源につないだ電気ケトルでお湯を沸かせば、温かい紅茶やお茶、コーヒーを淹れることができます。また、充電式電動ミルを持参し、挽きたてのコーヒー豆でコーヒーを楽しむのも贅沢ではないでしょうか」
お店のような酒はビールメーカーで
一方で、お酒を楽しみたい人にはこんなアイディアも。
「ビールを飲むなら、家庭用ビールサーバーを持っていくと盛り上がりそう。お店さながらのクリーミーな泡ビールが味わえます。さらに保冷剤を用意すれば、しっかり冷えたビールが楽しめます」
お花見アフターに役立つお掃除アイテム
さて、お花見も終了。荷物をまとめる前に、また帰宅して玄関に入る前に、靴やアウトドアバッグの汚れを落とせる家電も。
「シートなど、持ち帰るものに砂ぼこりが入り込んでしまったら、お花見の場でハンドクリーナーでお掃除しておくと、自宅に持ち込まずに済むかもしれません。また、ちょっとした泥汚れなどを水で洗い流したい時、コードレスの低圧洗浄機があると便利です。あらかじめタンクに水を入れておくだけでどこでも使え、水道よりは勢いのある水流で汚れを落としたり、手を洗ったりすることもできます」
以上、簡単に紹介した家電の中から、田中さんおすすめの最新アイテムを教えてもらいました。