車選びは、その人のセンスや金銭感覚が反映されやすいもの。名作映画で活躍した子役たちは幼い頃から周りのスターたちに影響でセンスが磨かれ、また、金銭的にも恵まれているケースが多い。彼らは大人になってからどんな車を選んでいるのだろうか。“子役出身女優”たちの愛車を紹介する。
ドリュー・バリモア|キャメロン・ディアスの影響を受け、プリウスを購入
子役時代、スティーブン・スピルバーグ監督の名作映画『E.T.』に出演していたドリュー・バリモア(49歳)。彼女が大人になってから選んでいた車はブラックカラーのトヨタのプリウス。
プリウスを選んだ理由を『WSJ マガジン』のインタビューで答えているドリュー。以前はサステナビリティに興味がなかったそうだが、現在も親交があるキャメロン・ディアス(51歳)の影響で、エコを意識し始め、プリウスに乗っていたことを明かしている。
1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして発売された、トヨタのプリウスは、ハイブリッドカーの先駆けだった。当時、環境問題を意識したセレブの間で流行し、俳優のレオナルド・ディカプリオ(49歳)、歌手のマイリー・サイラス(31歳)や女優のジュリア・ロバーツ(56歳)も運転していた。
近年は、サステナビリティに特化した商品を販売している「グローブ コラボティブ」に投資しているドリュー。車選びは、サステナを意識するきっかけの一つのようだ。
ダコタ・ファニング|“最も需要が高い”ポルシェのSUV
2001年に公開の映画『アイ・アム・サム』でショーン・ペン(63歳)の娘・ルーシー役を演じ、子役として知名度を上げたダコタ・ファニング(30歳)は、現在も女優として活躍しており、昨年、2023年に公開されたデンゼル・ワシントン(69歳)が主演のアクション映画『イコライザー THE FINAL』に出演している。
2020年9月、26歳だった彼女が乗っていたのはドイツの高級車ポルシェのSUV だった。
ポルシェのSUVには現在、「マカン」と「カイエン」の2つのモデルがある。「カイエン」は2002年に発売されたポルシェ初のSUV。現在、日本での基本価格が約1198万円(税込・以下同)で、最高速度は248km。一方、「マカン」は2014年に発売され、「カイエン」よりも一回り小さいサイズ。現行モデルは約838万円から購入可能で、最高速度は232kmに達する。
スポーツカーブランドのポルシェといえばクーペタイプを思い浮かべる人も多いが、ポルシェは「2021年に最も需要が高かったモデルは、再びマカンが主導するSUVでした」と明かしており、今やSUVがポルシェを代表するモデルとなっているようだ。
他にも、マイリー・サイラスやケイト・オルセン(37歳)などの、子役時代から活躍しているセレブたちがポルシェのSUVを選んでいる。ダコタも、トレンドを押さえた1人のようだ。